部下が納得する叱り方②

部下が納得する叱り方①からの続きになります。

 

「部下が納得する叱り方4ステップ」というものがあり、

今回は納得感を引き出す叱り方を実践するための叱り方を、段階に分けてみました。

 

◎ステップ0:準備-叱るタイミングと場所を決める-

タイミングの原則は、その場その時。それが一番相手に伝わるタイミングです。しかし相手に余裕がない場合は、別のタイミングがベターです。

 

◼︎叱る場所は人前と個室を避ける

人前はNGです。人に聞こえない配慮をして伝えた方がよいでしょう。

内容の重要度によっては、個室に呼んでじっくり話すことも必要です。しかし、毎回叱るたびに個室に呼びだすと、“また説教部屋に呼び出された”とネガティブなイメージを植え付けてしまうので、毎回は避けたほうがいいかもしれません。

 

■叱るのは直接が原則

また、叱る場合は直接が原則です。特にメールは感情的になりやすいので避けるべきでしょう。

 

◎ステップ1:事実の確認-主観を入れない-

実際に叱るとき、最初にすることは事実確認です。例えば「◯分遅刻してしまったよね」ということを確認します。

しかしこのとき、主観が混同してしまわないように気をつけてください。例えば「遅刻したお前はやる気がないのか!」という発言には、遅刻という事実と、「遅刻=やる気がない」という主観の両方が混ざってしまいます。ここでは主観を入れずに、お互いに事実が把握できるまで話を確認しましょう。

 

 部下が納得する叱り方③へ続く