マニュアル敬語に頼り過ぎない

敬語を使うにしても、マニュアル敬語ばかりを多用していると相手に不快感を与えてしまう場合があります。マニュアル敬語とはどのようなものなのでしょうか?

●マニュアル敬語の多用は相手に不快感をあたえてることも
同じ敬語でもいわゆる「マニュアル敬語」というものがあります。
これは「ファミレス敬語」「コンビニ敬語」「バイト敬語」などと呼ばれることもありますが、中身はほとんど一緒です。
一種の職業用語ですが、あまりにマニュアル敬語に頼りすぎてしまうと、相手に違和感や不快感を与えてしまうことがあります。
マニュアル敬語とはどのようなものなのかを実例を上げて紹介します。

 

【マニュアル敬語の実例】
①「よろしかったでしょうか?」
「ご注文の品は、こちらでよろしかったでしょうか?」
「喫煙席でよろしかったでしょうか?」
ファミレスやコンビニなどでよく耳にする従業員の接客言葉です。
言われた経験のある方も多いと思いますが、どこか違和感を覚えます。
正しくは「よろしいでしょうか?」です。

コンビニでよく使われる他の言葉には、
「2000円からお預かりします」
「お弁当のほう、温めますか?」などがあります。
最近ではこのような表現を禁止にしているところもありますが、まだまだ多用されています。

 

②「○○になっております」
「こちらが新商品になっております」というのもおかしな表現ですね。
単に「こちらが○○です」と言えばいいのです。
もっと丁寧に言いかえる場合は「こちらが○○でございます」と表現するようにします。

 

③「お名前頂戴できますか?」
「頂戴する」の元の語は「もらう」です。名前は、あげたり、もらったりするものではありませんから、適切な表現とはいえません。
しかし、この表現をマニュアルにしている企業もあるようです。正しくは「お名前をお聞かせ願えますか?」といいます。
同じように、「お電話番号をいただけますか?」という表現も「電話番号をお聞かせ願えますか?」と言い換えます。

 

http://www.levelup99.net/businessmanner/cate3post16.html


よく聞く言葉です。
きれいな敬語を使っていきます。