中国のビジネスマナー⑥

●肩書き:「 同志 」 と 「 老板 」
文化大革命の時期は 「 同志 」 と呼ばれるか否かは敵と見方を判別するうえでも重要なことであった。しかし、この呼び方は極めて政治的な色彩が濃く、1980年代以降は 「 同志 」 という呼び方は急激に凋落していった。逆に 「 老板 」 ( ラオパン ) という呼称はもともと 「 資本家 」 を指す言葉だったが、現代中国では流行語にもなっており、「 ~長 」 と職称を呼ばれるよりも、「 ~老板 」 と呼ばれるほうが好まれる風潮まで生まれている。単に 「 ボス 」 という意味でも使用され、同時に流行語として商品の頭に 「 老板 」 という言葉をつける新しい習慣も生まれている。「 老板服 」 とは 「 高級紳士服 」 、「 老板靴 」 とは 「 最新流行スタイルの革靴 」 、「 老板椅 」 とは 「 高級家具 」 を指し示す流行語である。


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