オフィスでのお菓子タイムマナー

仕事の合間に頂くお茶とお菓子は、職場の仲間とコミュニケーションを図る以上に、自分自身が仕事の疲れをリフレッシュさせるひと時でもあります。おやつの時のお菓子選びやお茶入れも、社員が当番制で担当したり、アルバイトの方がその役を担っていたりと、職場によって様々ですね。
それが義務になると辛いものがありますが、自発的に楽しんでお菓子選びをしたり、お茶入れをしていると、おやつタイムを待ち遠しく感じるささやかなイベントにもなります。今回はそのオフィスでおやつを頂く時のマナーについてお話しをします。

 

●おやつタイムの役割
職場の仲間とワイワイと、でも大人しめに慎みながら楽しい共通空間を持つことがおやつタイムの良さの1つではないでしょうか。無駄口もきかず、ひたすら仕事に取り組んでいると、当然ストレスもたまり、頭も疲れて集中力を欠いてきます。緊張感を緩め、義務感からほんの少し開放される癒しの小休止。必要不可欠なひと時ですね。しかし、家や喫茶店で頂くお菓子ではありませんので、周囲へも充分配慮しましょう。

 

●汚れない・食べやすいお菓子の選び方
お菓子は個別包装のものを選びましょう。一袋を一度に頂けるとは限らず、余った分はストックしておくものです。また、出されたお菓子をすぐに頂ける人ばかりとは限りません。お皿もなく机の上に直に置いたり、メモ用紙の上に置くのが精一杯の状態。懐紙を常にバッグに忍ばせるなんて、心憎い上級女子もいらっしゃるかもしれませんが。湿気たり埃をかぶったり、また周囲を汚さないためにも個別包装は欠かせません。
特に女の子に人気が高いのは「限定」とつくお菓子。季節限定や地域限定などのお菓子は、珍しさからも喜ばれます。そして、なぜか必ず欲しくなるのがチョコレートやクッキーなどの甘い物でしょう。触って手が汚れるお菓子はなるべく選ばない方が賢明です。もしそのようなお菓子を出すような時は、ウェットティッシュなどが用意できるようでしたら喜ばれ、株が上がります。

 

●甘いお菓子とお煎餅の関係
甘いものは疲れた脳を働かせたり、緊張している筋肉を緩める働きをすると言われています。それは、高カロリー商品は摂取直後にβ-エンドルフィンという脳内麻薬が分泌されるからです。だから甘いものが欲しくなるのです。
そして、甘いものを食べるとお煎餅などを無性に食べたくなりますね。お米から作られているから、乾燥焼きおにぎりの様なもので腹持ちが良く、量的満足感も得られます。 
ただ、一人で食べるには静かな部屋で噛み砕く音に引け目を感じてしまいます。また、ポロポロ落ちる食べこぼしや漂う匂いが気になるお菓子です。お煎餅はみんなで一斉にいただく時のお菓子とするのがベストです。

 

●匂いのあるお菓子を食べるとき
お煎餅の匂いは意外と強く、硫黄の臭いと似たところがあります。一人で頂く時など、食べていることがすぐバレてしまいます。それだけでなく、おやつタイム終了後に来社した方や外出から戻った人達に不快な思いをさせてしまいます。お煎餅のあとは窓を開けて空気を入れ替えるなり、消臭スプレーをひと吹きするなどの心配りが必要です。そして、周囲にこぼれたクズを丁寧に拾い集めて、ゴミ箱に捨てておきましょう。机の上を手で払うのはいただけません。

 

●10分で終了!
お茶やお菓子が出てから10分以内で終わらせましょう。リフレッシュタイムが長いと逆に仕事がだれて効率が悪くなります。なんでもテキパキと、メリハリをつけて一日を過ごす事が、“できる人”というイメージが高まります。

 

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おやつタイムはどの職場でもあるわけではありません。恵まれた職場である事に間違いはありません。憩いのひと時を効果的に活用する術を身につけて、楽しく仕事能率の上がる職場環境をつくりましょう。