第一印象は捨てなさい!

第一印象の重要性はご存知ですよね。あなたも自分が他人に与える第一印象には気を配っていることでしょう。でも、自分が他人に抱く第一印象についてはどうですか? ビジネスの成功の大きなカギが実はここに隠されているのです。 

 

●第一印象がビジネスの成功・失敗を左右する

「第一印象は3秒で決まる」

初対面の際、3秒もしくは、15秒以内ともいわれますが、とにかく短い一瞬の時間で、相手に対する第一印象が決まります。

その際、第一印象の大部分を決めるのが「見た目」と話し方。主に次に挙げたような要素が重要とされています。

●1:笑顔・アイコンタクト
●2:清潔感のある身だしなみ
●3:てきぱきとした振る舞い
●4:はきはきとした話し方

つい最近も、『人は見た目が9割』というタイトルの本がベストセラーになりましたよね。

第一印象はやがて先入観となり、なかなかそこから受けた印象は変わらず、その後の判断に大きな影響を与えると言われています。

だからこそ、就職活動中の学生、営業マンはもとより、多くのビジネスマン・ビジネスウーマンが、少しでも第一印象をよくしようと、服装や身だしなみに気をつけているわけです。

でも、ちょっと待ってください。逆になって考えてみましょう。こんなふうに見た目や話し方だけで決まる「第一印象」に、あなたの判断が左右されていていいのでしょうか?

 

●売れる営業マンは見た目で判断しない
無意識のパワーとワナを解説した本 アメリカのニュージャージー州に、自動車セールスの達人がいます。名前はボブ・ゴロム。10年以上前から自動車セールスに携わり、以来、月平均20台もの車を売り続けてきました。彼の売り上げは普通のセールスマンの倍以上にもなります。

このセールスマンが成功している理由は、彼が簡単なルールに従っていることです。そのルールとは、

「客を見た目で判断することは絶対にしない。店を訪ねてくる客はみな同じように車を買ってくれる可能性があると見なす」

彼はすべての客を平等に扱い、どの客にも同じ価格を示します。汚れた服を着た風采のあがらない人が、実は酪農家で大農場を経営していたり、銀髪で肩幅が広く、ピシッとしたスーツに着込んだ紳士がつまらない人であることはよくあるのです。

 

●第一印象は捨て続ける
「この商売で人の判断を早まるのは禁物」

ボブ・ゴロムは何度も繰り返しています。そして、このことに確信を持っています。

営業マンはせっせと自分の第一印象をよくする努力も大事ですが、逆に、自分が持つ第一印象を手放すこともそれ以上に重要なのです。彼のルール、智恵は他のセールスにはもちろん、マネジメントにも当てはまるでしょう。

第一印象を作り、それが先入観となって自分の判断に影響を与えることは、無意識のうちに起きます。これに注意を払わなければ、あなたは第一印象に支配されることになります。

あなたがすぐれたマネジャーになるためには、第一印象の力、見た目のワナに気づき、常に部下の外見のみに基づく印象は消しておくことがとても重要です。

われわれの無意識は膨大な智恵を持っており、われわれの気づかない間にたくさんの情報処理を行ってくれています。それはわれわれにとって楽な反面、大事なことが抜け落ちてしまっている危険性もあるのです。

マネジャーとして、せめて人に対しては楽をせず、第一印象のみで判断せずに常に好奇心を働かせながら、人と接していきましょう!

 

https://allabout.co.jp/gm/gc/291739/2/

 

第一印象は大事というのも第一印象は捨てなさいというどちらもを心に留めておきます。