「お正月」お年始回りとは?

最近のお正月では、長期の海外旅行に行ったり、家族でゆっくりと過ごすケースが増えていますが、新しい年を迎えたときに、お世話になっている方などに、新年の挨拶をする習慣をお年始回りと言います。

 

■いつが適切?
お年始回りをする時期は、元旦を避けて、2日以降、7日までの松の内松の内は10日・15日までなどとする地方もある)と呼ばれる時期にします。

午前中は初詣に行ったり、のんびり寛いでいる家が多いという気遣いから、午後に伺うのが一般的で、必ずアポイントを取ってから伺います。
長居はせずに「次に回るところもございますので」と、玄関先で手短に済ませるのがマナーです。子供はできる限り連れて歩かないことも大切です。

 

■相手はどんな人??

一般的には、仕事関係の上司、仲人、実家、親戚、その他にもお世話になっている方や、親しくおつき合いをしている方です。

 

■何を持っていけばいいの?
年末にお歳暮を贈っている場合は、お年始回りのときには何も持参しなくても失礼にあたりませんが、タオルや菓子類などを持参します。また、先方の家に子供がいれば、「お年玉」も用意しておきましょう。

 

■お年玉は何歳から何歳まで?金額は?
お年玉は、本来子供にあげるものなので、小学生までと言われていますが、最近では、幼稚園児や中高生にもあげる場合が多くなっています。まだ幼すぎてお金の価値がわからない幼児や、大学生には不要とされていますが、親しくおつき合いをしている間柄であれば、お年玉をあげる年齢にはこだわらなくていいでしょう。

また、金額についても決まりはありませんが、多額のお年玉は先方の気持ちの負担になることや、子供の教育面から考えても控えるようにしましょう。

 

ちなみに、お相手が喪中の際には、
松の内が明けてから、立春前の2月3日頃までに”寒中見舞い”として挨拶を行います。

 

http://www.akya7.com/manners/co23.html

 

知ってるようで知らなかった日本ならではのお正月文化。実践するいい機会かもしれませんね。