インフルエンザの予防接種をしたのに感染・発症するの?

毎年、冬になるとニュースでも報道されるほど流行する「インフルエンザ」。

今やもう「今年もインフルエンザの時期が来たか。」と言われるくらい身近な存在となってますね。
感染したことがある方はご存知かと思いますが、普通の風邪とは比べものにならないほど重く辛い症状が出るウイルスです。
「できるかぎり予防したい。」そう思う方が多いようで、インフルエンザの予防接種を受ける方は年々増加傾向にあるようです。
しかし、よく耳にするのが「予防接種を受けたのにインフルエンザにかかっちゃった。」「予防接種を受けていたのに型が違ったみたいで感染しちゃった。」という言葉。
え?予防接種を受けてもインフルエンザになっちゃうの?それってどういうこと?型って何?と思う方もいると思います。わたしもそう思います^^;
そこで今回はインフルエンザの予防接種をしたのに感染・発症してしまったときの対処法を、紹介してみました。

■インフルエンザとは?
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染することによって起きる病気です。
主な症状は38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が突然現れ、併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻水、咳などもみられます。
小さいお子様では「急性脳症」を、ご高齢の方や免疫力が低下している方では「肺炎」を伴うことが稀にあるようです。

■インフルエンザの予防接種後に感染・発症するの?
インフルエンザウイルスは細かく変異している
ヒトに感染するインフルエンザウイルスには、A型とB型があり、毎年大流行を起こすのはA型といわれています。

A型はインフルエンザウイルスの中でも最初に発見され、流行の規模や感染時の被害が大きく、突然変異によって変異型ウイルスが出現しやすいともいわれているため、研究が進んでいるようです。

一方B型は毎年のように流行することはありませんが、数年おきに登場し猛威を奮うようです。
そのため、予防接種を受けたワクチンのインフルエンザウイルスの型と実際に流行したインフルエンザウイルスの型が一致しない場合は効果が薄くなり、予防接種を受けていても感染・発症するということになります。
インフルエンザワクチンは予想をもとに生成されているインフルエンザワクチンは生成まで半年近くかかります。
シーズン前に「今年の流行はこれだろう」という予想をもとに作られているため、必ずしも流行しているウイルスに完全に対応しているものではないのです。
そのため、予防接種を受けていても感染・発症する可能性があります。


■インフルエンザに感染・発症した場合の症状は?
予防接種を受けていても受けていなくても、インフルエンザウイルスに感染した場合の症状は基本的には同じで、熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状の併せてのどの痛み、鼻水、咳などがみられます。
ただし、予防接種を受けていた場合は同一型のインフルエンザウイルスであれば感染・発症したとしても症状が軽くなるようです。
別型のインフルエンザウイルスだった場合は症状が軽くなることはありません。
そして注意しなくてはならないのが、症状は軽くても感染力は変わらないということ。感染してしまったときは周りにうつさないためにもマスクをするなど配慮しましょう。

 

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感染したときの症状が軽減されることを考えると予防接種はしておいたほうがよさそうですね。