雪崩の防災対策

 

雪崩の起きやすい場所
雪崩の防災対策冬はスキーなどのウインタースポーツのシーズンである。冬山に登山で出かけたりする人は多い。スキーの場合、ゲレンデは安全であるが、ゲレンデ以外の地帯は雪崩が発生しやすく要注意である。特に気象や気温の変化などに注意することはもちろんである。
 
せっかくスキーに来て雪崩にあっては元も子もない。ゲレンデでの指示を守るのが一番である。初級コース等は傾斜も少なくていいだろう。雪崩が起こる傾斜は40度前後で、木が比較的少ないところが多い。
 
その反対に起こる確率が小さいのが、30度以下の緩斜面や積雪があまりみられない60度以上の急斜面である。

雪崩の防災対策
雪崩に巻き込まれた場合、
① 外傷
② 窒息
③ 低体温
と言った原因で亡くなっている。
 
そのため雪崩に巻き込まれた場合、以下の注意が必要である。まずは自分がいる場所が危険か安全かの確認をすること。雪崩は上から崩れてくるものだから、その先に大きな岩があった場合は非常に危険であるし、また震動により斜面に亀裂が入る可能性もある。特に崖近辺からはすぐさま離れることが大切となる。
 
地鳴りが聞こえ始めたら、その場所をすぐに逃げることだが、下へ逃げては雪に追いかけられることにもなりかねないので、安全な横の方向に向かうことを勧める。最も危険なのが、山津波と雪崩風である。雪が水分と化して地盤が緩み、泥となって押し寄せてきたら、着ているもので顔を覆い、窒息を防ぐことを考える。もしくは大きな木に身体を預けることだ。

 

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