距離を縮める効果大!相談の活用とオトナのお作法

皆さんは、どんな時に「相談」を活用していますか。誰かに話を聞いてほしい時、アドバイスを聞きたい時、相談できる人がいた時という感覚の人がほとんどかと思います。相談には効能が多いので、意識して活用すると様々な相乗効果が望めます。相談の意外や効能を、注意点やオトナのお作法も含めご紹介します。

●意外な効果も?!相談のメリット
相談で仲良くなれる?!もっともポピュラーな相談のメリットは問題解決。客観的な意見やアドバイスをもらえるというのもありますが、話を聞いてもらっただけで悩みが解消したという経験はありませんか?
相談する=言葉にするという作業は、頭の中でモヤモヤしている問題を明確にすることにもつながります。悩みの正体を明確にするだけで「あれ?こんなことで悩んでいたの?」と感じることも。話すことでスッキリする効果もあるので、相談というのは問題解決につながりやすいのです。
相談は自己アピールにも使えます。自分という存在を知ってもらう機会としても使えますし、「こんなことに問題意識を持っている」ということも嫌味なく伝えられるます。また、相談相手に選ぶことで「あなたを尊敬しています」「信頼しています」といったようなニュアンスを伝えることも可能です。
「報告・連絡・相談」は仕事に欠かせないものですが、デキル人ほど相談をしない傾向があるそうです。相談には意外な効果がたくさんありますので、苦手意識を持たずにやってみるといいでしょう。

相談はコミュニケーションのきっかけにもなります。普段あまり話す機会のない人でも、相談をされるとイヤな気持ちはしないもの。人に頼られるというのは、人間が持つ承認欲求を満たされるので嬉しく感じる人もいるでしょう。
相談は、プライベートな部分を開示するような意味合いも持っていますので、相手との距離が近くなる効果があります。気になる異性に相談をもちかける人が多いのは、そういった効果を無意識に狙っているからでしょう。

特に女性は、相談されるということで「親しい」ということを実感する傾向が高いそうです。苦手な女性がいる人は、何か相談をもちかけてみるといいかも知れません。

 

●相談でトラブルを予防する

相談の注意と作法トラブルの予防線を張るという点でも相談は有効です。ギブアンドテイクという言葉があります。人間関係を円滑にするためにも、人に貢献するのは重要ですよね。
 ところが、職場で女性が男性に何かをしてあげる場合、その内容によってはメンツをつぶされたような複雑な気持ちになる人もいるそうです。せっかくの親切が逆に作用してしまうのは残念なこと。この予防には、ボロウアンドギブというテクニックがお勧めです。
 まずは相手にどうでもいいような相談をしておいて、貢献はお礼という形でするようにします。力を借りたお礼という形をとれば、相手も悪いようには取りにくいもの。男性並みに働く女性や仕事のデキる若い男性に覚えておいてほしいテクニックです。
新しい提案をする場合や、何かを決める時にも、事前の相談はトラブルの予防線になります。仕事を円滑に運ぶためにも相談は効果的なのです。

メリットいっぱいの相談ですが、注意点もあります。当たり前ですが、話す内容には十分気をつけてください。いきなりディープな話、重い話をするのもNGですし、
自分の評判を落とすような話をしてはいけません。
人間関係を強化するなどの効能を期待するなら「時間の使い方がヘタ」「落ち込んだときの切り替え方を教えてほしい」といった無難なネタが良いでしょう。

 相談しっ放しの方もいらっしゃいますが、オトナのお作法として、相談にのってもらったら結果の報告をするようにしましょう。アドバイスを貰った場合、なるべくアドバイスを取り入れた行動をするのが理想です。アドバイスと違う行動をする場合には、気づきをもらった感謝を述べるなどのフォローをします。フォローがないと
逆に心象を悪くしてしまうこともあります。


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 客観的な意見をもらえたり、知恵や体験をシェアしてもらえる相談。せっかくならいい人間関係も築けるよう、お作法を踏まえてやってみます。