環境・仕組み作りが目標達成のカギ

元旦に決意した目標や行動。1ヶ月も経つと多くの人が忘れてしまいます。そんなとき、「どうせ自分なんか」と自分を責めるのはやめましょう。周りの環境、仕組みづくりが、あなたの目標達成をサポートします。

「今年こそ、英語をマスターするために英会話CDを毎日聞くぞ!」
「今年こそ、ダイエットのために毎日50回は腹筋するぞ!」

新しい年を迎えてのあなたの目標は何ですか?
元旦にはどんなことを決意したでしょう?
そして、1月も半ばを過ぎた今、どうですか?
あの元旦の新鮮な気持ちが続いていますか? 
あの強く決意した行動を続けていますか?
もちろん、今も続いている人もいるでしょう。でも、なかには、あの意気込みはどこへやら。中途半端で終わってしまった人がいるかもしれませんね。

 

●自分の意志の弱さを責める前に……
「自分は意志が弱いから……」
「もっとがんばらなきゃいけないですね」
「自分は何をやっても中途半端で続きません」
ついつい行動が続かないと、自分自身を叱咤激励したり、責めたりします。そして結局は「どうせ自分なんて」と開き直り、諦めてしまうというパターンに陥ってしまいます。
ちょっと、それをやめてみませんか? 自分の意志の力に頼るだけでなく、他の力を借りることで、もっと楽に行動を続けられ、目標達成ができる可能性があるのです。

 

●楽に行動できる環境を作りましょう!
孟母三遷(もうぼさんせん)」という言葉をご存知ですか? これは中国の聖人・孟子のお母さん(孟母)が、孟子の教育のためには住む環境が大事だと考えて、三度も引越し(三遷)をしたという故事に基づいています。
ところで、あなたは自分の行動のために最適な環境を作っていましたか?
自分を責めたりする前に、まずは環境を見直してみましょう。
例えば、英会話CDを聴くためには、CDプレイヤーがいろいろなところにあったほうがいいですよね。思い切ってCDプレイヤーをさらに2台買って、家の至るところに置いておくのはどうでしょう?
ダイエットであれば、ダイエット用の食品を一気に半年分買ってしまうのはどうですか? これなら、ダイエット食品がなくなったのを機にやめるということはなくなりますね。
こんなふうに楽に行動が続けられる環境をまず作ってみましょう。

 

●常に目標を思い出す仕組みを作りましょう!
そしてさらに大事なのは目標を忘れないことです。「当り前でしょう」と思われるかもしれませんが、多くの人が目標をだんだんと忘れてしまいます。常に目標を思い出す仕組みを作るだけでも大きな違いになります。
最も基本的な方法は「目標を紙に書いて張っておく」こと。これならすぐできますね。そのほかにも、「周りの人に目標を宣言する」ことも同じように効果的です。
さらに、もっとリアルに目標を思い出すためにはどうすればいいでしょう?どんな仕組みを作れば、あなたは常に目標を意識できますか?
例えば、英語をマスターすることであれば、半年後のアメリカ旅行のチケットを買ってしまうというのはどうでしょう? これなら決して忘れませんよね。ダイエットであれば、ダイエット後に着られる服をあらかじめ買っておくのも一つです。買った服をいつも見えるところに掛けておけば、「あの服を着たい!」と自分自身のやる気も引き出せるでしょう。


https://allabout.co.jp/gm/gc/291699/2/

 

元旦の決意が中途半端で終わっている人、そろそろ息切れしかけている人。自分自身を叱咤激励したり、責めたりするのはやめて、楽に行動できる環境、常に目標を思い出す仕組みを作り込んでみてください。まだまだ改善の余地があるのに気づくでしょう。