14 ミスをした人にペナルティーを与えない。 反則した人にペナルティーを与える。

ヒューマンエラーを防ぐために、ペナルティーを与える方法も有効です。

ペナルティーの種類については、ここでは言及しませんが、やはり人が嫌がるようなことが効果的です。

嫌がるペナルティーほど、ルールを守るために必死になります。

 

しかし、ペナルティーの与え方にポイントがあります。

ミスをした人に、ペナルティーを与えるのではありません。

反則した人に対して、ペナルティーを与えます。

違反をしてミスをしたなら、もちろんペナルティーを与えるべきです。

 

しかし、ミスをしたとしても、指示に反則していなければ、責めるべきではありません。

ミスをしなくても、違反をした人にペナルティーを課します。

1人が違反をすれば「少しくらい大丈夫」という意識が助長されます。

1人が違反をすれば、2人が違反し、3人が違反するという拡大につながります。

全体の安全意識が低下して、ヒューマンエラーにつながります。

まず、違反者を1人も許さないように徹底します。

違反者に対してペナルティーを課せば、誰も違反をしなくなり、結果としてヒューマンエラーの防止になります。

もし、ミスをした人にペナルティーを与えてしまうと、どうなるでしょうか。

ヒューマンエラーがあったとしても、隠蔽される可能性が出てきます。

叱られるのは誰もが嫌がりますから、隠そうとする意識が働いてしまいます。

本来、ミスはどんどん公開するほうがいい。

失敗したという情報を全体に公開しないと、原因が分からず、当然ながら改善にもなりません。

そのためにも、ミスをした人にペナルティーではなく、違反をした人にペナルティーを与えるほうがいいのです。

まとめ
ヒューマンエラーを防ぐ方法 その14
ミスをした人にペナルティーを与えず、反則した人にペナルティーを与える。

 

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違反はルール違反。