21精度を追求する原則を守った結果、作業が速くなるのは問題ない。

勉強が苦手な人の勉強時間は、意外なことに「長時間」です。

「これだけ勉強しているのに、なぜ成績が上がらないのだろう。頭が悪いからに違いない」
勉強を長時間しても、成績がなかなか上がりません。

最終的には、自分は頭が悪いんだと結論付けてしまいます。

頭が悪いからではありません。

勉強法が悪いだけです。

おそらくその人は勉強を夜にして、音楽を聴きながら、あるいはテレビを見聞きしながら勉強しているはずです。

つまり「集中できていない」ということです。

勉強時間は長くても、集中できていないので、質の低い時間です。

本当に勉強ができる人は、短時間です。

勉強は、早起きして朝にします。

音楽は流さず、テレビもつけず、集中します。

勉強時間は短いですが、結果として時間の質が高くなり、成績が上がります。

ヒューマンエラーを防ぐために、何でもかんでもゆっくりすればいいと思っている人がいます。

長時間すればいいというのは、失敗です。

勉強と同じです。

気が緩み、だらだらになれば集中力も注意力も記憶力も低下して、むしろヒューマンエラーが発生しやすくなります。

できるだけ短い時間で終わらせたほうが、作業者・確認者の体力が持続し、品質が向上します。

当然ですが、ヒューマンエラー防止には「集中」が大切です。

作業に集中すれば、必ずスピードがでます。

ヒューマンエラーでは「速さより精度を重視」が原則です。

 

しかし、精度を追求する原則を守った結果、速くなるならかまいません。

むしろ、それこそ理想です。

作業一点に集中することで、テンポがよくなり、結果としてスピードが出るというのはかまいません。

本来、集中すれば、必ずスピードが出ます。

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勉強ができる受験生は、勉強時間こそ短いですが、代わりに集中力があります。

集中力が、スピードへと変わり、時間が濃くなります。

短時間でいいので、集中してスピードを出すほうが、結果として頭が回転して記憶力も高くなります。

人は集中したとき、必ず、ある一定のスピードが出るようになります。

無駄なことを考えず、今、目の前にある作業の身に集中するとき、正確、かつ速くなるのです。

まとめ
ヒューマンエラーを防ぐ方法 その21
作業一点に集中して、結果としてスピードも出す。