22 例外を1つも作らない。

一度決めたルールでは、例外を1つでも作らないことです。

全員が守ると決めたら、全員が守るようにします。

1人でも例外がいれば、ほかの人がそれを見て、同じように例外行動をし始めます。

1人がすれば、2人になり、2人が3人になります。

「あの人がやっているから、自分だっていいじゃないか」
そう思い、個人の好き勝手な行動が拡大していくのです。

例外が拡大すると、むしろその方法が定着してしまいます。

そうならないためにも初期の段階で「例外は1つも作らない」という決まりを徹底します。

私は文章で「~です」「~ます」という口調で整えています。

1つも例外を作らないように心がけています。

もし、ある文章だけ「~だ」「~である」という口調になると、不自然になります。

読者は、口調が変わっただけで「著者が変わったのか?」と困惑します。

私が一度でもそういう例外を作ってしまうと「まあいいか」という安易な気持ちで脱線し始めます。

「です・ます」と「だ・である」が混じった不自然な文章がどんどん増えます。

文章の構成も、30項目というルールを徹底しています。

ある本だけ25項目だったり、ある本だけ50項目だったりする例外はありません。

すべて30項目に整えることで、そのスタイルが定着して、物事を考えるときに区切りになります。

例外を作らない効用は、ほかにもあります。

1つでも例外があると、サーバーの管理上、大変になります。

ファイルの量が多かったり、少なかったりすると、その部分だけケアしなければなりません。

統一させることで、執筆面だけでなく、管理面においても容易になるのです。

まとめ
ヒューマンエラーを防ぐ方法 その22
一度決めたルールは、徹底的に守る。

 

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例外を作らないから仕事の精度が上がる。