疲れてから休憩ではない。 疲れる前に休憩をする。

「疲れたなあ。少し休憩しよう」
緊張の伴う作業で、心身共に疲れたので休憩を取ります。

疲れると、集中力や注意力が低下して、ヒューマンエラーにつながりますから、適度な休憩は好ましいことです。

これは何の問題もないように思えます。

 

しかし「疲れたから休憩する」ということは「すでに疲れている」ということです。

作業中にも疲れがあり、集中力・注意力がすでに低下していたということです。

危ない状態です。

本当は、疲れたから休憩を取るのではありません。

疲れる前に休憩を取ります。

ここを勘違いしないでください。

疲れる前に休憩を入れるための方法として「あらかじめ手順書の項番に休憩項目を設ける」という方法があります。

疲れる前であろう部分を想定して、手順書の中に「休憩すること」という項目を設けてしまえばいい。

疲れていなくても、その項番までくれば強制的に休みます。

疲れる前に休憩を取ることができ、なおかつ休憩を省略することもありません。

こうして、作業者と確認者の体調を万全に配慮する工夫ができるのです。

まとめ
ヒューマンエラーを防ぐ方法 その26
疲れる前に、休憩を取る。

https://happylifestyle.com/5007

先読みして作業効率をあげる。