「一緒に働きたい」と思われる!相手を心地よくさせる「気配り」ワード20例

どんな職種でも、周囲の人から「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえれば、何かとお得です。情報や協力を得られて仕事がスムーズに運びやすくなるのはもちろん、希望のプロジェクトに声をかけてもらえる可能性も高まります。営業職であれば、ストレートに売上アップにつながるでしょう。

 では、「一緒に働きたい」と思われるのはどんな人か。もちろん、業種や職種、取り組む案件によっても変わってきますが、共通するのは「気配りができる人」ではないでしょうか。ビジネスシーンのさりげない場面でも「この人は気配りができる人だな」という印象を与えれば、「長くお付き合いしたい」と思ってもらうことができるでしょう。

 そこで今回は、さまざまシチュエーションで「気配りができる人」と「そうでない人」の例を見比べてみましょう。ちょっとしたことで、相手に与える印象はずいぶん変わってきます。

 

●初対面の人に挨拶するとき

<×>「よろしくお願いします」と声をかける
<○>「お会いするのを楽しみにしておりました」「お目にかかれてうれしいです」と声をかける

 

●打合せを始めるとき

<×>「では、よろしくお願いします」と本題に入る
<○>「今日はお時間をいただき、ありがとうございます」とお礼を言う

 

●人をほめるとき

<×>「すごいですね」「さすがですね」とほめる
<○>「**ができるなんてすごいですね」と具体的なポイントを挙げてほめる
   「上司もすごいと感心していました」と第三者の意見も交えてほめる
    1対1のときではなく、あえて「人前で」ほめる

 

●指摘や助言を受けたとき

<×>「そうなんですね」「わかりました」と答える
<○>「さすがですね、気付きませんでした」「初めて知りました。ありがとうございます」と答える

 

●人から説明を受けるとき

<×>一心不乱にメモを取る
<○>何度もうなずきながらメモを取る。ときどき質問を投げかける

 

●打合せを終わらせるとき

<×>「では、今日はここまでということで」と終わらせる
<○>「ほかに何か心配な点や気になることはありますか?」と聞く

 

●会議で司会を務めるとき

<×>時間がもったいないので、すぐに本題に入る
<○>初めに進行の流れや段取りを話してから本題に入る

 

●会議で誰かが間違った意見を言ったとき

<×>「それは違うと思う」と即座に指摘し、自分の考えを述べる
<○>「そういう考え方もできますね」とワンクッション置き、自分の考えを述べる

 

●対応するのが難しい依頼を断るとき

<×>「自分にはちょっと無理です」「自分にはできないです」と断る
<○>「かえってご迷惑をおかけするといけませんので」と断る

<×>気まずいので、うつむいたまま断る
<○>「眉間のしわ」を相手に見せて「断るのが心苦しい」という気持ちを表しつつ「残念です」と断る

 

●忙しいときに相談を持ちかけられたとき

<×>「今、忙しいから無理」と言う
<○>「今、バタバタしているから、30分後でどう?」と言う

<×>自分の用事が終わってから聞く
<○>自分の用事を中断して聞いてあげる

 

●誰かに相談を持ちかけるとき

<×>「ちょっと時間をください」と言って話し始め、気付くと1時間たっている
<○>「15分だけお時間いただけますか?」と時間を区切って話を進め、15分で終える

 

●頼みごとをするとき

<×>会ってすぐに、頼みたい用件を切り出す
<○>「この間、**の件ではありがとうございました」と前回のお礼を述べてから用件を切り出す

<×>「何とかよろしくお願いします」と頼み込む
<○>「ぜひあなたに頼みたいんです。なぜなら…」と、相手を頼りにしている理由を伝える

<×>自分で担当を割り振り「これをお願い」と依頼する
<○>「私はAをやるので、Bをお願いできますか?」とお互いの役割を明確にした上で依頼する

 

●頼みごとをした後、すぐに追加の依頼をするとき

<×>「もうひとつあるんですが」と、続けざまにほかの事案も頼む
<○>「厚かましくて恐縮なのですが」と断ってから、ほかの事案の相談をする

 

●後輩や部下から失敗の報告・相談を受けたとき

<×>「それは大変だ」「それは困った」と言う
<○>「よく話してくれたね。大丈夫」など、まず相手を安心させる

 

●手伝ってくれた後輩や後輩をねぎらうとき

<×>「ありがとう」と言う
<○>「いつもありがとう」と言う

 

●仕事を終えて帰るとき

<×>先輩や上司に「お先に失礼します」と声をかけて先に帰る
<○>先輩や上司に「何かお手伝いできることはありませんか?」と声をかけてから帰る

 

●複数の人にお世話になったプロジェクトが終了したとき

<×>お礼のメールを一斉送信する
<○>お礼のメールを個別に送信する

 

●飲み会の席でお酒をすすめられたとき

<×>「私、飲めないので」と断り、ウーロン茶を注文する
<○>「私、お酒はダメなんですが、ウーロン茶でも酔えるんです!」とウーロン茶を注文する

 

●食事をごちそうになったとき

<×>店を出たとき「ごちそうさまでした」とお礼を言う
<○>店を出たとき「ごちそうさまでした」とお礼を言い、翌日もう一度「昨日はありがとうございました」と電話かメールで伝える

 

https://next.rikunabi.com/journal/entry/20160606_1

 

これらの例を見てわかるとおり「プラスアルファの一言」を添えるだけで、思いやりや気配りを感じることができます。相手を安心させたり、気持ちよくさせる言葉は何かを考え、一言加えることを意識します。