10 素材に応じて、手入れの度合いも変化させる。

素材に応じて、手入れの度合いも変化させることが大切です。

素材の種類に関係なく、すべてのスーツを一定の手入れで統一させるのもいいでしょう。

 

しかし、一般に高級と言われる素材が使われたスーツほど、入念な手入れをしたほうが賢明です。

値段が高いから入念に手入れをする意味もありますが、もう1つ、別の意味があります。

「高級な素材のスーツほど、虫に狙われやすい」という理由があるからです。

虫たちは、高級と言われる素材に限って大好物です。

 

たとえば、ウール・シルク・カシミヤなどの動物性繊維です。

動物性繊維は、綿や麻などの植物性素材とは違い、虫の食料になります。

そのため、虫をおびき寄せやすく、食われやすいのです。

同じ手入れをしても、高級な素材ほど、痛みやすくなると考えていいでしょう。

ウール・シルク・カシミヤなど、高級素材が使われたスーツは、手入れを入念にしておくのが賢明です。

こまめにブラッシングをしたり、虫干しの回数を増やしたりなどです。

素材に応じて、手入れの頻度や度合いを調整すれば、高級なスーツでも、きちんと長持ちさせることができます。

まとめ
スーツを長持ちさせるお手入れ その10
高級な素材が使われたスーツほど、手入れも入念にする。

https://happylifestyle.com/15599

高級なものは念入りに。