セルフメディケーション税制のデメリットとは?

セルフメディケーション税制は医療費控除制度の特例なので
考え方としては医療費制度の中のさらに細かい制度になります。

どういう意味かというと、医療費控除とセルフメディケーション税制はおおもとが一緒ということ。

つまり、両方併用して同時に控除をうけることはできません。

なので普段から医療費控除の確定申告をしているような家庭にとっては何のメリットもない
可能性は高いです。

セルフメディケーション制度を利用してしまうと
通常の医療費控除の対象になる交通費を含む診察や手術代などの医療費は対象にならないんですね。

あくまでも、スイッチOTC医薬品のみが対象になります。

また、医療費以外にも住宅ローン控除やふるさと納税をしていたり
そもそもの所得が少ない人などは、セルフメディケーション税制で所得控除をうけたところで控除できるもともとの所得がなければ節税の意味がないことになります。

国や現場のメリットである受診の待ち時間に関しては良いところではありますが
控除のメリットが受けられないのはデメリットですね。

あとは、デメリットというかセルフメディケーション制度は期間限定の税優遇だということ。
5年間のみの税金優遇制度なんですね。

今だけしか活用することができないのも悪いところに入るのかな~と思います。

また、自分で自分の症状を判断して市販の薬を飲むということは
もしかするとその症状に適さない薬を飲んでしまう可能性も否めませんよね。

知識がない素人ですので本当にその薬でいいのかわからないわけなので、ちゃんとした効果があるかわかりません。
良くなろうが悪くなろうが自己責任になっちゃうわけです。

セルフメディケーションをすることで、ちょっとした風邪などではなく大きな病気だった場合は、病気の発見が遅れてしまう可能性があるというリスクも少なからずあると思います。

 

https://setsuzei-life.com/354.html

 

何事も一長一短ですね。状況に合わせて利用するようにしましょう。