スーツジャケットのマナーについて②
★ビジネスに黒スーツはOK?
ビジネスに黒スーツは基本的にNGです。
黒いタキシードに代表されるように、本来黒のスーツは晴れの日か葬儀のときに着るものです。ビジネスの場に着ていくと「着飾りすぎ」になってしまいます。
派手な服装が好まれないビジネスにおいて、本当にかしこまった色は濃いネイビーかグレーの無地かストライプです。
特に海外では黒いスーツはパーティー用のイメージが強いため、海外のビジネスマンとお仕事をする際は必ずネイビーかグレーを選びましょう。
ネイビーかグレーのどちらが好まれるかは、相手の職種や年代によります。一般的に
ネイビー:堅い職種
グレー:柔らかい職種
ストライプ:若手
無地:ベテラン
に好まれます。
ただ、就活の黒スーツに代表されるように、最近は黒スーツをビジネスの場でも着るようになりました。
NGとされるのは冠婚葬祭用の真っ黒なスーツで、目立たないストライプなどが入ったビジネス向きのスーツを着るのは問題ありません。
★夏もジャケットは着るべき?
社外の人に会う際は、ジャケットを用意しておきましょう。
クールビズが一般的になりつつあるものの、ビジネスでのフォーマルは今でも長袖シャツにジャケットです。
相手がジャケットを着ていて気まずい思いをした、という事態を避けるためにも、ジャケットは持ち歩いてください。
★ ジャケットの下に半袖はOK?
スーツの下に半袖シャツはNGです。 ジャケットを着てネクタイを締めれば中は半袖でも大丈夫、とはいきません。
スーツを着る際にはシャツの袖が1.5cmほど見えるのが良いとされており、半袖シャツでは不自然に見えてしまいます。
半袖シャツは本来クールビズのために作られました。そのため半袖シャツのときはネクタイ無しが基本です。