コートの扱い方について

寒さを防いでくれたコートでも、暖かい室内では邪魔に感じることが多いものです。コートは外で着るものですから、本来は建物の中に入る前に脱いで、手に持って訪問するのがマナーです。

 

最近では、自宅や自社オフィスでは着たまま入ることが日常化しています。それならば、せめて脱いだコートの扱い方には気をつけないと、オフィスのようなパブリックスペースでは周囲の人の迷惑になってしまいます。

 

■会社で脱いだコートはロッカーやコート掛けに

ハンガーにかけて、ロッカーやコート掛けにしまいましょう。その時、両袖が裏返って内側に入ってしまってないように形を整えます。襟やポケットのふたも形を整えましょう。そのままにしておくと、着る時に襟やポケットのふたが浮いたようになったり、シワが残ってコートが痛んでしまいます。また、ポケットに入っているゴミもこの時に捨てておきましょう。

 

■コートかけがない場合 

コートは裏を出してたたみます。袖はひっくり返しません。身ごろの裏地を出すようにたたみましょう。書類などの上に放置するような置き方はやめて、机の下か座席の周囲に置き場を作ります。椅子の背に掛けておかなければならない時は、床につかないように気をつけましょう。

 

■コート掛けが共有ポールの場合

襟の中心でかけていると、外した時に掛けていた部分が変形してしまうことがあります。そうなったら、アイロンをかけないと直らない場合も。そこで、コートの襟に縫い付けてあるコートかけのリボンを使ってかけるようにしましょう。ついていない場合は、同色で見た目の良いリボンのような平たい紐を縫いつけておくと良いでしょう。