車の席次・席順マナー(自家用車)

移動中にタクシーではなく、会社の車や自家用車など、当事者の誰かやお客様が運転する時は、どうすれば良いでしょうか。

 

① 誰かが運転する時は助手席が「上座

社内の誰かやお客様が運転をする場合は、運転手の隣である助手席が「上座」になります。運転する人に敬意を払うという意味で、1番偉い人が運転手の隣に座ります。

この時、2番目の人が運転手の後ろ、3番目の人が助手席の後ろ、4番目の人が真ん中となります。後部席の真ん中が「下座」になります。

 

② 上司が運転手、自分とお客様の合計2人の場合

自分の上司が運転手で、お客様と自分の2人が車に乗る時、お客様が上司に敬意を払う必要はないため、自分が助手席に座ります。

但し、お客様から「助手席に座りたい」という申し出が会った場合は素直に従いましょう。この時は①と同様に、お客様が運転手に敬意を払ってくれることになります。

 

③ 上司が運転手、自分とお客様2人の合計3人の場合

先程と同じ場面で、お客様が2人乗車した場合です。やはりお客様は運転手に敬意を払う必要がないため、運転手の後ろが「上座」となり、助手席が「下座」となります。

 

④ 7人乗りの車に乗車する場合

普段のシーンではなかなかありませんが、ゴルフのコンペなどでお客様や上司達と一緒に乗車する時は基本は一緒です。

運転手に敬意を払い、助手席が「上座」となります。乗り降りがしにくい、3列目の後部座席は「下座」となります。

 

場合によってはタクシー乗車時と同様に運転手の後ろが「上座」となる場合も。状況に合わせて臨機応変に対応しましょう。

車の運転中に左側に良い眺めが見える場合は、景色が良いという理由で左側の席に上司を案内するのも“アリ”です。必ずしも上座にこだわらなくても良い場面は出てくるため、臨機応変に対応しましょう。