外国人向けビジネスマナー②

■名刺交換

 

ビジネスシーンにおける初対面の場面でもう一つの重要なものは名刺交換です。名刺は受け取る人に向けて表向きにして両手で差し出します。相手の名刺を受け取るときも両手で受け取り、内容を確認します。 とにかく受け取る名刺はすべて敬意をもって取り扱うことです。 名刺は常時丈夫な名刺入れなどにきれいに保管し、かばんやシャツのポケットに入れておきます。決して財布の中に入れたりしないことです。また、受け取った名刺には書き込みなども避けます。名刺の保管状態はその人の性格を物語るものとなります。

 

■日本のビジネス服

 

日本政府が推進するウォームビズクールビズにかかわらず、日本のビジネス服はいまなおとてもフォーマルです。男性はダークスーツにワイシャツ、控えめなデザインのネクタイなど。 女性にも同様の控えめな色目で、パンツスーツやロングスカートなどが一般的です。

 

伝統的な日本家屋やその他の伝統的な様式の場所(寺院や料亭など)に入るときは、通常靴を脱ぎます。一般的に土足厳禁の室内に上がる場面では、脱いだ靴を入れる場所があり、スリッパが用意されております。もしどうすればよいか分からない場合は、案内役の人に聞くか他の日本人がするように従うことです。このとき注意することは、裸足で歩き回ることが通常許されておりません。もし靴下を履かずに靴を履き、その靴を脱ぐような場所に行くことが予想される場合は、スリッパを裸足で履くことを避けるためにも、白ソックスを一足持ち歩くことをお奨めします。