始末書の書き方 ②

1. 宛先
宛先は社長名にするケースが多いようです。
下の例のように、会社名まで記載しても構いません。

 

2. 作成日または提出日.差出人の部署と氏名を明記
・始末書の作成日または提出日は必ず記載します。

・あなたの会社での部署名(所属)と氏名を明記します。パソコンで作成することを許される場合には、氏名だけは手書き(黒インクのペンで書き)、その横に捺印します。
縦書きの場合には、氏名の下に捺印します。  

 

3. 表題
・「○○に関するお詫び」という表題を使用するよりも、直接的な表現となりますが「始末書」というタイトルを使用するのが慣例です。  

 

4. トラブルやミスの内容と、原因、対策を示す文章を必ず入れる。
・原因がわかれば、ミスも防げるものです。

上記の文例では再発防止のために担当者間で二重チェックをする、と述べていますが、何らかの対応が難しい場合の始末書には、「今後は再発防止のために細心の注意をはらう所存でございます」などと書きます。  

 

5. もう一度お詫びをする
・同じ過ちは二度としないと約束するあかしとして始末書を出します。今一度お詫びをする文言を必ず入れます。
 
6. 金銭的な弁償について
・始末書の提出だけで許される場合と、トラブルによって会社に甚大な被害を与え、ある程度の金銭的なペナルティー=弁償(賠償)を求められる場合があります。

・器物損壊などにより、万一 会社から弁償(賠償)を求められた場合は、まずは支払うことについてあなた自身が納得する必要がありますが、基本的に支払いの方法について会社の承認を得た上で、始末書に記載します。
記載例 「(なお)、今回、会社に与えた損害額のうち、下記を毎月の給与より天引きにてお支払いいたします」など。

・職場によっては始末書の書式・テンプレートを用意している職場・会社・事業所もあります。日付、担当者の所属部著と氏名、トラブルやミスの内容及び被害や損害の金額、復旧や修復・再調整・再生産などにかかる費用などを書き入れる箇所も入れた上で、ミスをおこした本人の説明や反省の言葉を書き込めるような書式・テンプレートとします。