あるある!間違えて使いがちな言葉①
■よくある間違いその1:「敷居が高い」
例:行ってみたいけれど、私には敷居が高くて……
「敷居が高い」という言葉を、「自分には不相応」という意味で使っていませんか?正しくは、「不義理をしてしまって行きにくくなっている状態」を指します。酔って失礼をしてしまった、ひどい言動をとってしまったことなどによる、出入り禁止のような状態を想像するといいでしょうか。 間違って使われる場合も多く、不相応という意味で捉えてくれる人もいると思いますが、正しい使い方を知っている人が聞くと、「この人は何をしたんだろう?」と思ってしまうかも知れません。
■よくある間違いその2:「役不足」
例:抜擢いただき嬉しいのですが、私には役不足だと思います。
「自分には荷が重い」という意味で言ったとしたら、かなり残念な間違いです。「役不足」とは、「実力に見合わない簡単過ぎる仕事」などに使われる言葉 。遠慮の気持ちを伝えるつもりが、物足りなく思っていると伝わってしまうのは残念です。謙虚さを伝えたいのであれば、「私では力不足」「こんな大役は」といった言葉を使うのが正解。
どう伝わるか、正しい言葉を使うよう普段から気をつけましょう。