飲み会シーズンを制す!お酒との付き合い方

「今日は飲み過ぎちゃった……」と、お酒の失敗を嘆く前に、正しいアルコールとの付き合い方を知ってみてはいかがでしょうか。アルコールが体に与える影響と、飲み過ぎをリセットする方法を紹介します。

 

●適度な飲酒は人によって異なる
飲み会の続くイベントシーズン、「最近、お酒を飲みすぎかも……?」と思っている人も多いのではないでしょうか。飲みすぎをリセットして、毎日を楽しく健康に過ごす方法についてご紹介します。

お酒を飲む席を、人間関係を深めるためのツールとして利用する人も多いのではないでしょうか。昔から「酒は百薬の長」と言われるように、適量の飲酒であれば、何も恐れるものではありません。

ただ、「適量の飲酒」って、どれくらいなのかと言われたら、難しいですよね。体質や年齢によっても違いますし、その時の体調もかかわってくるので、一概には言えないということを、よく認識する必要があります。

 

●二日酔いになるメカニズム
二日酔いに苦しんだことがある方は、読者の中にもたくさんいらっしゃることでしょう。では、二日酔いは、どのようにして起こるのでしょうか?
お酒を飲むと、アルコールの20%は胃で吸収され、残りのほとんどは小腸で吸収されます。「一気飲み」をしている最中は大丈夫でも、しばらくたってから急に気分が悪くなったり体調を崩したりするのは、アルコールが小腸に到達して体に吸収され、血液を通じて全身に回るまでに少しの時間差があるからです。
アルコールは肝臓で代謝され、アルコール脱水素酵素という酵素によって、「アセトアルデヒド」という二日酔いの原因になる物質に変わります。このアセトアルデヒドが、さらに別の酵素によって人体に無害な物質へと変換されて、そこではじめて「アルコールが抜ける」「酔いがさめる」ことになるわけです。
ただし、人によって、アセトアルデヒド代謝がうまくいかなかったり、許容量を超えたアルコールが肝臓に入ってきてしまった場合には、代謝しきれないくらいのアセトアルデヒドができてしまい、気分が悪くなったり、二日酔いになってしまったりするわけです。

 

●赤い顔は危険信号?
「すぐに顔が赤くなる人はお酒が弱い」とよく言いますが、これはある意味正解です。アセトアルデヒドの量が増えてくると、「フラッシュ反応」と言って、顔が赤くなったり、心臓がバクバクして脈が速くなったりします。こういった症状は、「二日酔いになりそうだからそろそろ飲むのをやめたほうがいいぞ」という危険信号と捉え、体を休めながらお酒を楽しむようにしてください。
もちろん、顔が赤くならないから大丈夫というわけではありません。アセトアルデヒドが体に及ぼす影響や程度は、人によって個人差があるので、少しでも気分が悪くなってきそうなら、水やソフトドリンクを飲んで、体を休ませるようにしてください。

 

●ウコンを飲めば二日酔いにならない?
飲み会と言えば「ウコン」、とよく言われますが、ウコンに含まれるポリフェノールであるクルクミンが、肝臓の機能を強化してくれることから、飲み会の時に重宝されるようになりました。市販されているものは「肝機能を強くする」効果をうたったもの。ウコンを飲んでいるから絶対に二日酔いにならないというような物ではないので、無理に飲まないことが一番重要です。

 

●お酒は飲んでるうちに強くなる?
「毎日飲酒しているうちにお酒が強くなった」、という話はよく聞きますが、それは思い違いです。そういった人は、もともとお酒に強かったというだけ。お酒の強い弱いは、生まれ持った肝臓の酵素の数で決まっているからです。
お酒を適度に楽しむ事は素敵なことですが、例えお酒が飲めなくても飲み会で食事や会話を楽しむことは出来ます。

 

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無理な飲酒をせず、楽しいひと時を過ごすように心がけてくださいね!