中国のビジネスマナー④

●肩書き:必ず職称をつけて呼ぶ
中国における組織、機関の構造は複雑であり、ビジネスの場で中国人の名前を呼ぶときは、基本的にその人の姓に職位もしくは職種をつけて呼ぶ習慣がある。


・行政政機関職員の場合、通常はその人の担当する職位をつけて呼ぶ。例えば、部長、司長、局長、庁長、処長、科長あるいは省長、市長、区長、鎮長である。

・民間企業の場合は董事長、経理、部門経理、主任等。工場であれば廠長、車間主任、工程師、技術員、科学研究事業単位であれば院長、所長、院士、教授、研究員、研究室主任等、学校であれば校長、院長、主任、教授、講師等である。

・軍隊組織であれば、司令員、政委(政治委員)、参謀長、軍長、旅長、団長、営長、連長、排長、班長等である。

共産党組織であれば、書記、副書記、部長、局長、処長等である。
姓のあとに職称をつけて呼ぶことで、その人に対する敬意を表することとなる。例えば張隊長、李主任、王教授といった呼び方である。なお、職称を省略して呼ぶことも多い。
 

職称がわからない場合や確信のない場合は、「 先生 」 ( シエンション )、女士 ( ニュウシー ) または 「 師傳 」 ( シーフ ) と呼ぶが、基本的には傍らの関係者に尋ねれば、どう呼ぶべきかは必ず教えてくれるはずである。


http://www.ginkouin.com/rensai/china/9.html