中国のマナーその3

近年、経済大国として急成長を続けている中国。ビジネスの場で中国人を相手にする機会が増えたという方もいらっしゃるでしょう。
中国は日本の文化や風習とは異なる点が数多くあるため、中国人を接待する場合は、事前に中国のビジネスマナーについて把握しておく必要があります。
そこで今回は、中国のビジネスマナーについてご紹介します。


【マナーその3】中国人との接待

中国の接待は、一般的に夕方から夜にかけレストランで行われます。時間は2時間程度を目安にしておきましょう。こちらが招待する場合は、有名料理店や定番となっている店を選ぶと好まれます。

中国は日本以上に、遅刻に関して厳しい国です。そのため、約束の時間には必ず遅れないようにしましょう。

ただし、ホストより先に到着してしまうと、相手の顔に泥を塗ることにつながるため、到着時間は定刻がベストです。反対にこちらがホストとなる場合は、20分前には現地に到着するようにしましょう。

また日本と同様に、中国でもレストランの座席は厳しく決まっています。こちらがゲストの場合は、相手の指示があるまで座ってはいけません。こちらがホストとなる場合は、ホストがドア側の席の中心に座り、そのすぐ左側にゲストの中で最も上位の者が座るようにしてください。

食事はホストの乾杯が始まりの合図となります。その後、ホストがゲストの中で最も上位の者に料理を取り分けて友好を示します。この一連の流れの後に各自が料理に箸をつけ始めます。

また、料理は「出された料理は十分な量でした」という意思を示すため、少し残すのがマナーです。皿の料理を全て食べることは、料理が足りなかったということを意味するため注意してください。

中国では、接待を受けた場合、同程度の接待でお返しをするのがビジネスマナーです。相手の接待よりも高級な接待を行うことは失礼にあたるため気を付けましょう。


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