インド人のジェスチャーで、日本人が誤解しやすいものは?
「イエス」の頭の振り方が日本と違うので要注意。 小指を立てるしぐさには日本とは全く違う意味が!
インドの人々に特有のジェスチャーの中でも、最も戸惑うと思われるのが「イエス」「ノー」ともに頭を振ることでしょう。「ノー」については日本と同じように頭を横に振ると考えればいいのですが、「イエス」でもやはり頭を縦ではなく、横に倒すように振るのです。
このため、慣れないうちは相手が何か疑問や不信感を感じて首をかしげているのかと思ったり、こちらが言うことに納得できないのかと誤解したりしがちです。
もしもこちらの話をほほ笑んで聞きながら、ゆっくりと首を左右に倒すように揺らしていたら、「あなたの言うとおりだ」と肯定しているのだと思っていいでしょう。
日本人がうんうんとうなずきながら話を聞くのと同じことです。慣れてくると、そのうちイエスなのかノーなのか見分けがつくようになります。
また、相手が右手の手のひらを額に当てるしぐさをしたときは、「困った」という意味です。何か相手を困らせることをしたり言ったりしていないか、考えてみるといいでしょう。
もう一つ驚くのが、小指を立てるしぐさです。たとえば、車で移動しているときに運転手が小指を立てたら、色事の話をしたいのではなく、トイレということ。小用を足したいという意味なのです。何のことか分からないと困りますので、覚えておきましょう。