朝から頭すっきり!仕事に食べるならこんな朝ごはんがいい!

朝ごはんを食べる人、食べない人、食べても菓子パンなどで済ませる人など、パターンはさまざま。けれども、勉強や仕事で頭を使う人にとっての「朝ごはんの正解」はあるはずです。頭や身体がすっきり目覚める朝ごはんの摂り方を、管理栄養士さんにアドバイスしていただきました。
体内時計がリセットされるということが大きな効果でしょう。1日を活動的に過ごすためには、身体を目覚めさせることが大事。朝ごはんを食べると、内臓が動き、体温が上がり、脳まで栄養が行き渡りますし、噛むことで脳が一層活性化されるんです。
朝、スイッチを入れることで1日を活動的に過ごせて、夜もしっかり眠れる。そして翌朝きちんと起きることができる。こういった好循環が、朝から頭をすっきりさせることにもつながるようです。ただ、朝はなかなか食欲がわかないという人はどうしたら良いのでしょうか?
朝ごはんを食べない、食べられない習慣の人は、絶対に何かそうなる原因があるんです。例えば夜遅くまで食べているとか、疲れが十分に取れていないとか。夜遅くまで食べると、寝ている間に消化しなければならないので、熟睡できません。それに、太る原因にもなります。理想は寝る2時間前までには食事を済ませること。夜はなるべく消化のいいものを選ぶと良いでしょう。


●血糖値の乱高下に要注意。ダルさや眠気を感じて集中できない状態に
大事な試験や重要なプレゼンがあるなど、特にいいパフォーマンスをしなければならない日は何を食べたら効果的か、理想の朝ごはんについて尋ねてみました。
栄養バランスのとれた定食ですね。頭のなかで3つのお皿を並べてみて下さい。1つめはごはん、パン、麺などの主食、2つめは肉や魚、卵などの主菜、3つめは野菜やきのこなどの副菜。和定食を思い浮かべるとわかりやすいと思います。例えば焼き魚定食は、タンパク質・脂質・炭水化物という三大栄養素のほかビタミンやミネラルもばっちり摂れるので、まさに理想的なんですよ。
でも、朝は忙しいのでなかなかそこまで揃えるのは難しいかと思います。そんな時にオススメなのは、ごはん(主食)+具だくさんの汁物。この汁の中に卵や肉などの主菜と、残りものの野菜を全部入れてしまうんです。実際のお皿は2皿だけど、汁の中に2皿分入っていることになるから、合計3皿のイメージ。きちんとバランスがとれていますよね。とにかく、偏らないようにいろんなものを食べるのが理想です。


※おにぎりなどの炭水化物だけ、フルーツだけという、よくありがちな朝ごはんはどうなのでしょうか?
炭水化物は血糖値が上がりやすく、すぐにエネルギーになるという即効性があります。運動前など活動的に過ごす時には良いかな、と思いますね。ただ、頭を使って集中したいときは、なるべく血糖値の上昇がゆるやかなものの方が良いでしょう。なぜならば、血糖値が急激に上がると、それだけ下がるのも早いから。血糖値の上がり下がりが激しいと、ダルさや眠気を感じてしまうんです。具体的には白米よりも、血糖値の上昇を抑える食物繊維が豊富な胚芽米や玄米のほうが一般的に良いと言われています。
また、炭水化物を効率よく代謝する(効率的にエネルギーにする)ためには、豚肉や納豆などに含まれるビタミンB1を一緒に摂取する方が良いでしょう。なので、具入りのおにぎりならこれらが入っているものが良いと思います。


※逆に避けたほうが良いのは、菓子パンや甘いもの。朝って何時間も食べていない状態なので、もともと血糖値がすごく低いんです。そこに糖質のかたまりである菓子パンを食べてしまうと、血糖値が急激に上がって、急激に下がってしまう。だからパワーがみなぎるどころか、逆に眠気が襲ってきたり、落ち込んだ状態になったりするんですよ。お米に比べたら小麦は腹持ちもあまりよくありません。これでは残念ながらあまり集中できませよね。


フルーツならビタミンも食物繊維も含まれているので、単純に『甘いものだけ』 というわけではないのですが、上記の理由からやはりタンパク質や炭水化物も摂取してほしいな、と思います。

 

http://manatopi.u-can.co.jp/life/170912_1626.html


賢く食べて、朝から最高のパフォーマンスを