マネしたい! 元CAが実践していた、「なんだかいい印象」を残す接客術

接客業や営業など人と接する機会の多い職種をはじめ、会社の上司や同僚から「いい印象」を持たれることは、より良い人間関係を築くのにとても役立ちます。しかし、普通にしているだけではなかなか「いい印象」にまでは到達できないもの。人の心に残るようにするには、一体どうすればいいのでしょうか。
そこで今回は、効果的な立ち居振る舞いやコミュニケーションのコツについて、ビジネスマナーのプロフェッショナルである元CAの方に、これだけは外せないという3つのポイントを教えていただきました。

 

●「笑顔・あいさつ・返事」 とにかくこの基本をしっかり!

人の記憶に残る過程は、実は二通りあるんです。一つめは『ものすごく感じがいい人』。もう一つは『ものすごく感じが悪い人』。良くも悪くも『ものすごく』というのが共通していて、普通にしているだけでは人の記憶には残らないんです。
そして「笑顔・あいさつ・返事」の基本ができない人は、すぐさま「ものすごく感じが悪い人」という印象を与えてしまうのです。さらにたとえできていたとしても、気持ちを込めることが重要です。みなさんは日々の「笑顔・あいさつ・返事」を振り返ってみていかがでしょうか。
・いい印象を残すコツその1:笑顔

笑顔には3つの種類があるってご存知ですか。まず1つ目は、好きな人に会った時に出るような、自然な笑顔。2つ目は、ビジネス上の心の伴っていない作り笑顔。3つ目は相手をリラックスさせたいという思いから生み出す笑顔。この3つ目ができるようになるといいと思います。


・いい印象を残すコツその2:あいさつ
「感じのいいあいさつにするためには、3つのポイントがあります。
1.あいさつに+αをつけること。
中でも効果的なのはお相手の名前です。名前は相手の承認欲求を満たし、聞いて一番嬉しく感じる音だと言われています。『●●さん、おはようございます』と言われると、なんだか特別感がありませんか。
他にも、お店の接客で『いらっしゃいませ、こんにちは』とあいさつ+αをつけるようにしたら、売上が伸びたという例もあります。逆に、接客業であいさつがないのはもってのほか。お店で『いらっしゃいませ』の一言がない場合、とても感じ悪く思いませんか。某大型ショッピングモールでも、お客さまからのクレームのナンバーワンはあいさつがないことだそうです。
ビジネスの場合には『お疲れ様です、今日も暑いですね』と一言加えるだけで、事務的な印象がなくなり、感じよく聞こえますよ。
2.「ながら」あいさつはしない
パソコンを見ながら、後ろを向いたまま、というのはやはりよくありません。例え1秒でもいいから手を止めて相手を見ながらあいさつすると、ぐっと丁寧な印象になりますよね。人に丁寧に扱われて嫌な思いをする人はいませんし、とてもうれしい気持ちになります。
3.第二の表情を意識する
第一の表情は顔ですが、第二の表情と呼ばれるものがあります。それは胴体、特にデコルテあたりです。首だけで振り向くよりも胴体ごと、特にデコルテを相手の方に向けることで、『あなたに心を開いていますよ』という気持ちがより伝わります。

・いい印象を残すコツその3:返事
これもできているようでいて、意外とできていないんです。例えばタクシーに乗った時に、『目的地まで近いですけど、いいですか。』とお聞きしたら、運転手さんが無言で発車したことがあります。返事がないことで運転手さんは怒っているのかなという印象を受けました。私自身、『ハイ!』と笑顔で明るく返事をしただけでお客さまに喜んでいただけた経験もあります。
人間関係において、人からいかにかわいがってもらうか、自分の味方についてくれる人をどれだけ増やすかということって、すごく大事だと思っています。きちんと返事をするってシンプルなことですが、『感じの良さ』を演出できる有効的な方法なんですよ。逆に、返事をしないのは『とても感じが悪い』印象を残してしまいます。


http://manatopi.u-can.co.jp/life/170630_1415.html

 

常に想像力を働かせ、先を考えて行動するように心がけます。