間違った使い方してない?「出勤」と「出社」の意味の違い

同じ意味の言葉として考えてしまう「出勤」と「出社」。もちろん共通する意味もあるが、言葉の使い方はそれぞれ異なる。

意味が似ている言葉だけに誤用してしまうビジネスパーソンも多い「出勤」と「出社」——それぞれの言葉の意味を理解し、誤った使い方をしないようにしよう。

●出勤とは?:「出勤」の意味と使い方

・出勤とは仕事に務める、仕事をすること

まず、「出勤」とは広義な意味において、仕事に務める、仕事をすることを指している。携わっている仕事を開始するときや、現在仕事をしていることを示す際に使用するのが一般的だ。より端的にいうと、プライベートな時間でなく“仕事をしている時間”ということを意味している。

 

・「出勤」は仕事の種類や場所に関わらず、“仕事をしていること”を意味する

「出勤」は仕事の種類や仕事の場所などに関わらず、“仕事をしているということ”を示す言葉だ。つまり、仕事関連の外出や出張した際の移動時間も「出勤」ということなる。仕事をしているのであれば、オフィス内でなく外出先や自宅などでも「出勤」扱いになるのだ。

 

●出社とは?:「出社」の意味と使い方

・「出社」とは会社に仕事をしにいくこと

出社には、仕事に務める、仕事をするという「出勤」と共通する意味もある。ただし、出社というのは会社に仕事をしに行くという意味であり、会社でない場所で仕事をする場合は、一般的に「出社」という言葉は使わない。また、公務員等が省庁や官庁に仕事をしに行く場合は、出社ではなく登庁となり、研究所等に仕事にいく場合は出所となる。自営業やフリーランス会社法人を持たずに仕事を行なう場合は、“出社”という言葉はあまり使わないだろう。

 

・勤めている会社に仕事をしにいくのが「出社」

「出社」という言葉を使う場合、勤めている会社に仕事をしにいくというところがポイントになってくる。

勤めてない会社に出向いたり、仕事目的ではなく単に会社を訪れていたりする場合は、“出社”にはならない。

加えて、自分の勤めている会社のオフィス以外の場所で仕事をする場合、仕事をしていても出社とはいわず、この場合「出勤」という言葉を使うことが多い。

 

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誤った使い方をすると相手との行き違いが発生し、仕事に支障を生む場合もあるので注意が必要だ。