「出勤したくない!」憂鬱な朝にやる気を出す10の方法

●出勤したくない朝、あなたならどうしますか?

憂鬱な朝。気持ちを切り替えて、ポジティブシンキングで出社する良い方法はないのでしょうか?

誰にでも出勤したくない朝はあるもの。とりわけ、楽しかった休暇の後は、そんな気分になってしまう人は少なくないでしょう。

今回はgooによる「出社したくない朝。やる気を出すためにやることランキング」の集計データを元に、朝のやる気をアップさせる方法について考えていきます。

このランキングのベスト10は、いずれも誰もがカンタンに実行できる定番の「やる気UP術」です。

これらを私なりに分析しますと、「身体に刺激を与える」と「気持ちをポジティブにする」の2つのカテゴリに分類することができます。

■身体に刺激を与える
1位 コーヒーや紅茶を飲んで気持ちを落ち着かせる
2位 栄養ドリンクを飲む
5位 シャワーを浴びてリフレッシュする
7位 冷たい水で顔を洗う
8位 甘いものを食べる

 

■気持ちをポジティブにする
3位 お気に入りの音楽を聴く
4位 週末を想像する
6位 仕事が終わってからのことを想像する
9位 気合の掛け声を出す
10位 いつもよりオシャレな服や靴を身につける

 

●憂鬱な朝でもすっきり目が覚める身体に良い刺激

まず、「身体に刺激を与える」という方法について考えてみましょう。
即効性のある“眠気覚ましドリンク”としては、「コーヒー」「紅茶」「栄養ドリンク」がよく利用されます。コーヒー、紅茶には覚醒作用のあるカフェインが含まれていますし、栄養ドリンクにもカフェインが含有されたものがたくさんあります。

ただし、これらを「起き抜けの1杯」にしないことが肝心! 空腹時のカフェインは胃を壊しやすいので、「朝食後のお約束」にしましょう。

また、食欲のない朝でも、少し口に入れておくとよいと言われているのが「甘いもの」です。糖分は、起床後の体には最適な栄養素なのです。起床後、だるくてやる気が出ないときには、チョコレートやバナナを少し口に入れるといいでしょう。甘いものはすぐにエネルギーに変わるため、朝の準備が楽になります。

 

朝、シャワーを浴びるのも、直接的に体を目覚めさせるのに最適な方法です。起床時は体温が低く、脳もまだ覚醒しきっていません。体温を上げるのに効果的なのが、熱めのシャワーを浴びること。疲れないよう5分程度でさっと終えるのがコツです。

逆に洗顔は、冷たい水で行いましょう。顔や手など冷水で「局所」に刺激を与えることで、気分が引き締まります。

ポイントは、これらの出勤前の一連の動作を「無心」でやることです。ごちゃごちゃ考えずにまず行動することで、交感神経が刺激されて体が自然に活動モードに導かれていくからです。朝の調子を上げる方法については、「朝の調子をUPさせる3つの方法」も併せてご覧下さい。

 

●朝のやる気UP術! 気持ちをポジティブにする効果的な方法

朝のやる気UP術として、もう一つ欠かせないのが「気持ちをポジティブにする」という方法。ランキング上位をさらに分析すると次の3つになります。各々について、私なりの効果的なコツをプラスして解説しましょう。

①音楽やオシャレで、やる気をバックアップ
朝一の「やる気UPミュージック」に、いきなりロックや交響曲のようなダイナミックな曲を選んではいけません。音楽の心理効果には「同質の原理」というものがあり、自分の今の気分に適した曲を選んだ方が励まされるのです。朝の気だるい気分に適した曲としては、ボサノバ、モーツァルト室内楽、女性ボーカルのフォークミュージック、といったところがおすすめです。

オシャレで気持ちを前向きにしたい場合には、ぜひ色使いにも注目してみて下さい。仕事着には、黒、グレー、紺、ブラウンなどのダークな色を基調にするのが社会人のマナーですが、ぜひ「さし色」を楽しめる鮮やかなネクタイやスカーフを複数用意しておいてください。色彩心理効果などは、ごちゃごちゃ考えず、ファースト・インプレッションでその日のお気に入りカラーを身に付けやる気をバックアップさせましょう。

 

②仕事以外の楽しみを心の支えにする
仕事から頭を離し、週末や退社後の「自分の時間」に思いを馳せるのも効果的です。そのためにも、仕事以外に定期的に取り組むべき「課外活動」を持っておくと良いかもしれません。

生活は「アウトプット」(仕事、家事、育児など)、「インプット」(勉強、体力作りなど)、「パスタイム」の3つの要素のバランスが大切です。やる気が途切れやすい「インプット」の要素を、水曜日か木曜日の退社後に用意しておくと良いでしょう。会社のストレス生活については、「どうして会社に行くのが嫌なのか?」も併せてご覧下さい。

資格のための学校やスポーツジムは、自身の向上に留まらず、気分転換ができる場所でもあります。会社の仲間や家族以外の人と交流できる場所を、いつでも1つは用意しておくと良いでしょう。

 

③気合いを入れ、腹をくくって会社へ!
起き抜けでは精神的負担が大きすぎますが、家を出る直前にはぜひ自分に「喝」を入れてから出勤したいものです。準備をすべて済ませ、家を出る前に鏡に向かって大きくストレッチしながら、「今日も一日頑張って働くぞ!」と自分に気合いを入れて出かけましょう。そして家を一歩出たら、「退社までは仕事に身を捧げる」と自分に誓うことです。通勤の時間から今日やるべきことを手帳でチェックしたり、今日の仕事で使う資料に目を通したりして、少しずつ頭を「仕事モード」に切り換えていきましょう。

仕事は腹をくくって集中してこなし、ダラダラ残業を長引かせずにスパッと帰ること。「ワーク・ライフ・バランス」を目指すためにも大切な心がけです。

 

https://allabout.co.jp/gm/gc/299142/2/


明日から自分でやる気のスイッチを入れていきます。