相思相愛でwin-winになる4つの方法

●好かれると得をし、嫌われると損をする

今回はバレンタインデーにちなんで、恋愛とビジネスを少しだけ絡めたテーマを書きます。恋愛においては「相手に好かれる」ことはとても大切。
そして「相手に好かれる」ということは、ビジネスにおいても、非常に大切なスキル。例えば「どこで買っても同じ物だけど、店員さんの印象が良いのでこの店で買った」というような経験は、誰しもあるのではないでしょうか。「好きな人には良くしてしまう」というのは、人間の持つ自然な感情のようです。
いくら良い提案をしても、「あなたのことはキライだ」と思われてしまえば、人は言うことを聞いてくれません。だから私もコンサルタントをしていた時は、とにかくお客様に「好かれよう」の一心で仕事をしていました。
逆に、「あなたのことが好きです」と思ってもらえれば、こんな心強いことはありません。仕事上でも、プライベートでも、自分のことを好いてくれる人は、何かにつけて協力をしてくれ、いざという時にとても頼りになります。


●相思相愛でwin-winを目指そう

ところで、少しだけ恋愛の話に戻すと、皆さんは「自分が好きな相手」と付き合うタイプでしょうか。それとも、「自分のことを好いてくれる相手」と付き合うタイプでしょうか。
私がどちらのタイプかというのは伏せておきますが(笑)、ビジネスでは明らかに後者の考え方に立つ方が良いと考えています。というのは、やはりいざという時に頼りになるのは、自分を好いて大事に思ってくれている人たちだからです。
自分のことを好いてくれる相手が、自分の好きなタイプだと、「相思相愛」です。相思相愛であれば、お互いに相手のために努力をしますし、それがまた楽しく感じられますから、恋愛においてもビジネスにおいてもこれほどハッピーなことはありません。
自分のことを好いてくれる相手が、自分の嫌いなタイプだった場合、恋愛であれば正直少し困ってしまう所ですが、ビジネスでは「ビジネスライク」に割り切って努力をし、相思相愛になるように努力してみましょう。
恋愛においてもビジネスにおいても、難しいのは「片思い」です。こちらは好きな相手なのに、相手が自分を好きになってくれない場合。どうすれば相手を振り向かせることが出来るのでしょうか?

 

●その1:相手の目を見てうなづく

最初の方法は、非常に基本的ですが、「相手の目を見てうなづく」ということです。きちんと目を見てうなづいて聞いてもらっていると、話している人は「ちゃんと聞いてもらっている」と感じ、とても心地よい気分になり、相手への好感度がアップするものです。
子供の頃に「人の話を聞くときは目を見て聞きなさい」という教育を受けた記憶がある方もいるかもしれませんね。あたり前のような話ですが、案外ビジネスにおいてはこの基本が出来ていない人が多いのです。
「そんな、人の目を見て話を聞かないビジネスパーソンがいるの……?」と疑問に思う人もいるかもしれません。もちろん、だいたいの人は「普通の時」はこれが出来ています。しかし、差が付くのは下のような「油断している時」です。
・会議の列席者として、末席に座っているような時
・上司とお客様が話をしており、自分には話が回ってこない時
・多数の参加者がいる、講演会形式のような時
こういう状況の時、「自分は関係ないや」と思って、ボーっと座ってしまっていませんか?いつ、いかなる状況でも、真剣に話している人の目を見て、深くうなづきながら話を聞くようにすると、あなたの印象度は格段に向上します。


●その2:話を聞いて同意する

次のポイントは、相手の話を聞いて「同意する」ということです。同意してもらうと、話している相手は「この人は自分と同じ考え方の人だ」と感じて、自然と好感度がアップします。
逆に良くある「鼻につく」タイプというのが、「ひとこと多い」人です。話をしている相手に対して「……という考え方もありますが、それってこういうことですよね。」「……という話もそうですが、私はこう思っているんです」と、必ず相手の話したことを少し否定して、違う自分の意見を一言、二言付け加えるタイプ。
自分の意見を主張することが重要な時もありますが、多少の意見の相違があっても、ひとまずは相手の意見を「受け流す」姿勢が大切です。というのは、相手に嫌われてしまっては何も始まらないからです。
まずは相手の意見を「受け流して」自分の好感度をアップさせておき、相手が自分のことを好いてくれるようになってから、「いや、実は私はこう思うんです」と切り出した方が、結果としては相手に自分の意見を受け入れてもらう近道となります。
「受け流し」でも構わないので、相手の話をきいて同意をすること。一度やってみて下さい。


●その3:少しだけ、相手の役に立つ

そして次が「少しだけ相手の役に立つ」というやり方です。例えば、誰かと話し合いをするのであれば、少しだけ新しいアイデアをプレゼントするなど、「この人は自分にとって役立つ人だ」と思ってもらえれば、好感度はアップします。
ここで大事なのは「少しだけ」ということ。恋愛でも、過剰に尽くしてしまうと「いいカモ」にされてしまって、「便利な人」になってしまいます。逆に、全く相手に尽くさないと、「ケチな人」と思われてしまいます。
ビジネスでも全く同じこと。相手にサービスしすぎると「タダで何でもしてくれる便利な人」になってしまいます。逆にお金をもらわないと何もしないのでは、「お金のことしか考えていないケチな人」となってしまいます。
この辺りのバランス感覚は非常に難しい所なのですが、相手のタイプにもよるので、まずは目安として「献身的に尽くす時と、キッパリ断る時が、半々」ぐらいでやってみて、相手の状況を見ながら調節するのが良いでしょう。


●その4:少しだけ、高級感を演出する

最後は「少しだけ、高級感を演出する」という方法です。高級なもの、ブランド、には誰しも憧れを持つものです。「この人と付き合えているなんて、自分はラッキーだ」と思ってもらえれば、その人は既にあなたの方に「振り向いて」います。
例えば、価格は安いけれどもやっぱり安っぽくみえる商品、それなりの値段で高級感のある商品、とても値が張る高級な商品、の3つがあれば、あなたはどれを買いますか? 多くの人は、それなりの値段で高級感のある商品を選ぶのではないでしょうか。
これは恋愛においてもビジネスにおいても同じことです。「この人はいつでもヒマで、いつ誘っても出てきて、何をお願いしても聞いてくれる便利な人」と思われてしまったのでは、相手は振り向いてくれません。「あなたのような便利な人は、他にもたくさんいる」、と都合の良い使われ方をされてしまうのが関の山です。
逆に高すぎるものになると、今度は「こんな高嶺の花には手が出せない」と思われて、敬遠されてしまいます。「どうせあの人は、自分なんかは相手にしてくれない」「うちの価格では手が出ない」と思われてしまうと、話さえ来なくなってしまいます。
相手を振り向かせる上で大切なのは、「少しだけ高級である」ということ。相手をちょっとだけ得したハッピーな気分にさせることが出来れば、きっと色んなことが上手く運ぶに違いありません。

ビジネスでも恋愛でも、狙った相手を振り向かせて、ぜひ相思相愛でwin-winを目指して下さい!

 

https://allabout.co.jp/gm/gc/292814/3/

 

全てwin-winな関係でいられるように頑張ります♪