手帳はあなたの名コーチになる!

ほとんどの人が毎日使っている“手帳”。スケジュール管理だけに使っていませんか? 実は手帳の使い方一つで人生が変わることだってあるんです。最も身近なパートナー・手帳との関係を見直してみましょう。

 

●「一冊の手帳が、人の一生を左右する」

「たかが手帳でしょ?」というあなた。手帳を単なるスケジュール管理のツールだとしか思っていませんね。手帳を甘く見てはいけませんよ。

 

●夢をかなえる手帳

それはGMO・グローバルメディアオンライン株式会社の会長兼社長・熊谷正寿さんです。今年3月に出版された熊谷さんの著書「一冊の手帳で夢は必ずかなう」(かんき出版)は10万部を超える大ベストセラーになりました。

『自分の将来に関わるすべての情報を、一冊の手帳にインプットして持ち歩こう。常にメモを書き加えたり、参照したりしつつ、それに則った行動をしよう』

単なるスケジュール管理だけでなく、「人生を管理する」ツールとして手帳を使うことを思いついたときに、熊谷さんはこう決心したといいます。そして、これが、東証二部上場の会社を育て上げる原動力になったのです。
まさしく、「たかが手帳・されど手帳」です。
熊谷さんの手帳は次のような三部構成からなっています。

 

1:夢手帳 やりたいことや夢を書き出して「なりたい自分」を綴った手帳


2:行動手帳 やるべきことをスケジュールに落とし込んで行動を管理する手帳


3:思考手帳 やることを考えたり、行動したりする際のポイントを整理した手帳

『夢がなければ夢をかなえることはできない』
『夢をカタチにすることが夢への第一歩』

こう語る熊谷さんにとって、手帳の心臓部は夢手帳です。自分の夢を手帳に書いている人はどれだけいるでしょうか? 年始に新年の目標を立てても、2月に入るころにはその目標を忘れてしまっている人も多いと思います。
あなたの夢や目標を手帳に書いてみたらどうでしょう? 毎日持ち歩き、目にしている手帳です。そこに夢や目標を書いて、毎日思い出すことができたら、あなたの1年、人生はどんなふうに変わっていくか想像してみてください。
手帳にはこんな使い方もあるんです。
そして、手帳はさらなる可能性を秘めています。実は、あなたをコーチングしてくれる名コーチにもなれるんです。

 

●9つのマスがあなたの答えを引き出す

あなたの手帳に線を引いて、右のような9つのマスを作ってみてください。これはヒロアートディレクションズの今泉浩晃さんが考案した「マンダラート」と呼ばれるものです。
例えば、中央のマスに「来年の目標は?」と書いてみましょう。これでもうあなたの手帳はコーチとなって、あなたにコーチングし始めています。マスを眺めてみてください。空白のマスに何か書きたくなってきませんか?
文字通り「スペース」を作って、空白のマスがあなたの答えをじっと待ってくれています。そして、中心には「来年の目標は?」という質問がいつもあります。まるでコーチがじっくりと質問を重ねてくれるかのようです。
そしてマスは1つだけではなく、8つあります。思いつくまま、まるでコーチに話すように、来年の目標を一つずつ、マスに書いてみてください。「ほかにありませんか?」というコーチの問いに答えるように、自分に問いかけながらいくつもの答えをマスに書いていきましょう。

例えば、「海外旅行に行く」というのが挙がったとしましょう。今度はこの言葉を新しいマンダラートの中心に書いてみてください。中心のマスには「海外旅行に行く」。そして周辺の8つのマスは空白。>

 

するとあなたは自分に対して自然と問いかけているのに気づくでしょう。

「どこに行きたいんだろう?」
「だれと行きたいんだろう?」
「いつごろ行きたいんだろう?」
「どんな旅行をしたいんだろう?」
「海外旅行で何を得たいんだろう?」

そんな問いに導かれて空白のマスを埋めていくうちに、あなたの来年の目標がだんだんと明確になったのに気づくでしょう。こんなふうにあなたの手帳はあなたのコーチにもなってくれるのです。

 

https://allabout.co.jp/gm/gc/291696/3/

 

これからあなたは、手帳とどんなふうに付き合って過ごしていきますか?