集合写真、ここを変えるだけで好感度アップ
会社などで集合写真を撮る機会は意外に多いもの。
ただ並べて、「ハイ、チーズ!」と撮った集合写真にどこか不満気味な方にひと味違う好感度を上げる写真が撮れる簡単なポイントをご紹介しましょう。
学校の卒入式、サークル活動など、どんなグループでの集合写真でも応用可能な撮影方法です。広く活用してみてください!
●並んで撮っただけの写真がツマラナイ理由とは
「集合写真なんて、並べて撮ればいいんじゃないの」、そう言われてしまえば、「それでもいいですね」と答えるしかありませんが、ただ並んでもらって撮った写真にどこかツマラナサを感じている方も少なくないかもしれません。
全員、横に一例に並んでもらってきちんと撮れている集合写真です。ですが、なんとなくいまひとつパッとしないなぁ、と感じる方は多いのではないでしょうか。
まず、横一列にただ並んでいるところが、奥行き感がなく平面に感じさせます。言葉を変えると薄っぺらいという印象も受ける感じです。
この場面では、どのように撮るとグレードアップした写真にすることができるのでしょうか。そのポイントを探ってみましょう。
●並びにリズムをつけてみる
ひとつは、並び方。
前後に並んでもらうことで、立体感が出ます。また並び方によってはリズム感も感じられるようになります。
●笑顔を引き出すのは撮影者の役目
すべての集合写真を笑顔で撮ればいいというものではありませんが、無表情で写っているよりは笑みがある表情のほうが明るい雰囲気の写真になります。
この笑顔を引き出すのは、写真を撮る人が担う部分。撮影者がムスッとして「はい、撮るよ」とぶっきら棒に撮ったのでは決して笑顔は生まれません。
被写体となる方たちとコミュニケーションを取ることが重要なポイント。ジョークを言いながら笑わせてもいいですし、なにより明るい雰囲気を与えることが大事です。
全体のその場の雰囲気をリードするようにして撮影をしてみるといいでしょう。
●タテで組んでみてもおもしろい
集合写真の人数にもよりますが、10名以内であれば、タテに並びを組んでみるのもおもしろいかもしれません。
その場合、各自の顔が前のにいる人の影にならないように、並んでもらうことがポイントです。背の高さなどに合わせて、後方には身長の高い方を配置するなどします。背景と合わせて、いろんなパターンで組んでみてください。
●逆光のときにはフラッシュを使いましょう
普通、逆光の状況で人物を撮ると表情が影になってしまいます。フラッシュを使うと影を作らずに撮影ができます。
●高いところから撮ると表情をポイントにできる
ひとつ高いところから撮影できる場所であれば、上から俯瞰的(ふかんてき)に撮影してみるとまたひと味違った集合写真が撮影できます。
上から人物を撮ると、顔を一番手前にして撮影できるので、表情にポイントを当てた写真にすることができます。ポートレート撮影でもよく使われるアングルです。
上から撮るときは、並び方も全体に見て取れるので、画面全体にリズムを作るように配置して並んでもらうようにするといいでしょう。
https://allabout.co.jp/gm/gc/211411/
これから身近なところで集合写真を撮るときに参考にしてみます。