日本とアメリカのビジネスマンの働き方の違い①

よく働き、よく休む。

 

筆者と一緒に仕事をしたアメリカ人は本当によく働きます。
いわゆる「ハードワーカー」です。
もちろん日本人もよく働きますが、「集中力」という点ではアメリカ人の方が一枚上だと思います。


彼らは、ONとOFFの切り換えがはっきりしていて、ONの時は早朝から深夜までエネルギッシュに仕事をしますが、OFFの時は仕事を完璧に忘れて休みます。
夏やクリスマスの時期には、2~3週間の休暇を取ってリゾート地等に出かけるのが典型的なOFFの過ごし方です。
日本人は、ONとOFFの切り換えが苦手なので、1週間の休暇を取る場合でも、何となく「休むことに罪悪感を感じてしまう」ことがあります。
狩りの時にエネルギーを最大限発揮することが求められる「狩猟民族」のアメリカ人と、1年中田畑をケアしなければならない「農耕民族」の日本人の、DNAの違いも原因かもしれません。

 

「忙しくて休みが取れないんだよ」と言う日本人が多いですが、忙しいからこそ、OFFでの充電でONでの集中力を高めることが必要なのです。
日本人の勤勉さは守るべき伝統ですが、同時に、「働く時はしっかり働き、休む時はしっかり休む」アメリカの文化からも学ぶことがありそうです。