キャッシュカード紛失してしまった??~再発行や悪用対策について

銀行のキャッシュカードを紛失したときは、まず何からすればいいのか?そこで今回は「キャッシュカードの紛失に気づいてから再発行まで」の手続き手順をまとめました。

また、キャッシュカードの再発行に必要になるものや日数、再発行期間中の取引(引き出しや引き落とし)、万一の悪用に備えてやっておくべきことについてもまとめましたので、良かったら参考にしてみて下さい。

●キャッシュカードを紛失したら、まずやるべきこと

①キャッシュカードの利用停止手続き

銀行のキャッシュカードが入った財布を落としたり、紛失・盗難にあった場合は、すぐに銀行の「カード紛失センター」もしくは、銀行・郵便局の窓口へ連絡をしてキャッシュカードの利用停止をしてください。

万一、盗難に遭ったキャッシュカードが悪用され、不正に現金を引き出されたときに、連絡をしていない場合は被害額補償対象外となりますので必ず連絡しておきましょう。

<主な銀行「カード紛失センター」連絡先>

三菱東京UFJ銀行 0120-544-565(受付:24時間365日)
三井住友銀行 月曜~金曜 9:00~17:00は各支店窓口へ/土日祝日営業時間外は0120-956-999
みずほ銀行 月曜~金曜 9:00~17:00は各支店窓口へ/土日祝日営業時間外は0120-415-415
りそな銀行 月曜~金曜 8:40~18:00は各支店窓口へ/土日祝日営業時間外は0120-30-1343
ゆうちょ銀行 0120-794-889(受付:24時間365日)
<主なネット銀行「カード紛失センター」連絡先>

楽天銀行 0120-86-6910(受付:24時間365日)
住信SBIネット銀行 0120-974-242(受付:24時間365日)
ジャパンネット銀行 0120-444-964(受付:24時間365日)
ソニー銀行 0120-365-723(受付:24時間365日)
ネット銀行の場合は電話以外にPCやスマホで手続きすることができます。

②警察へ遺失届・被害届を提出

キャッシュカードの紛失場所が自宅以外の場合は、後日、交番などに落し物として届けられるケースもありますので、警察署(交番でもOK)で「遺失届」を提出してください。

また、キャッシュカードの盗難に遭った場合は、警察署で「被害届」を提出してください。その際、発行される「受理番号」は、万一、キャッシュカードを悪用された場合に、被害の証拠として必要になりますので大切に保管してください。

銀行のキャッシュカードには、盗難で不正に現金を引き出されてしまい、金銭的被害を受けた場合、限度額内であれば全額戻ってくるという保険が付帯されています。

財布を落としてしまい、クレジットカードも一緒に紛失してしまった!という人は、こちらの記事を参考に至急!クレジットカード利用停止の手続きをしてください!
⇒クレジットカード紛失!(補償内容、悪用対策、再発行の注意点)を確認

その他、身分証明書などまとめて紛失してしまった場合は、こちらの記事で手続き方法の確認ができます。
⇒財布紛失でやること!クレジットカード~身分証明書再発行手続きまとめ

③キャッシュカード再発行の手続き
「①キャッシュカード利用停止」「②警察への届出」が済んだら、キャッシュカードの再発行手続きを行います。キャッシュカード再発行の手続きは、主に銀行窓口で本人のみ(ゆうちょ銀行は家族など代理人でも可)手続きをすることができます。

ただ、三菱東京UFJ銀行のように、紛失センターに利用停止の連絡と同時に、再発行の手続きをすることができる場合もあります。(登録住所が変更になっていない場合など条件があります。)また、ネット銀行の場合は、電話もしくはPC、スマホから再発行の手続きをすることができます。

■再発行に必要なもの
(銀行窓口で手続きする場合)
預金通帳
銀行届出印
身分証明書(運転免許証、マイナンバー個人番号カード、パスポートなど顔写真付きのもの)
キャッシュカード再発行手数料
キャッシュカード再発行手数料については、各銀行で異なりますが、大体1,080円(税込)です。(ゆうちょ銀行や新生銀行など1,030円(税込)の銀行もあります。)

銀行届出印が見当たらない方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
⇒【銀行届印】紛失してしまったら?各銀行の手続き方法と期間を確認

■再発行までの日数は?
普通預金キャッシュカードの場合】
再発行の手続きから約1週間~約10日前後に自宅に簡易書留(転送不要扱い)で送られてきます。

【クレジットカード一体型の場合】
再発行の手続きから約2~3週間後に自宅に簡易書留(転送不要扱い)で送られてくることが多いようです。
キャッシュカードを即日再発行してくれる銀行もありますので、手続きの前に確認してみてください。

<即日再発行が可能な銀行>
三井住友銀行(一部支店)
新生銀行
京葉銀行
七十七銀行
福岡銀行
広島銀行
親和銀行
熊本ファミリー銀行
など

■再発行手続き中の「引き落とし」や「引き出し」は?
キャッシュカードを紛失→再発行手続きをすると、すべての取引が停止すると誤解している方が多いですが、口座番号などは変わりませんので、光熱費や携帯料金の引き落としは今まで通り行われます。
また、新しいキャッシュカードが届くまではATMでの引き出しや振込手続きはできませんが、通帳と銀行届出印があれば窓口で現金を引き出したり、振込をすることができます。

■キャッシュカードが悪用されたら?
銀行のキャッシュカードには万一のときのために、盗難保険が付帯されています。この保険はキャッシュカードが盗難に遭って、不正に現金を引き出されてしまい、金銭的被害を受けた場合に保険の限度額内であれば全額戻ってくるというものです。

ただ、この保険が適用されるのは主に「盗難の場合」になります。財布(キャッシュカード入り)を落とした場合は、そもそも盗難ではないので保険の対象にならないとのことです。そのため、キャッシュカード紛失の場合も、できるだけ早く利用停止の手続きをしてください。
また、盗難の場合でも警察に「被害届」が提出されていない場合は、被害額の補償は受けられないので注意してください。

■終わりに
銀行のキャッシュカードを紛失したときに一番心配なのは、「悪用されないか?」ではないでしょうか。確かに預金を補償してくれる盗難保険もありますが、一番の悪用対策はやはり「すぐにキャッシュカードの利用停止連絡を入れる」ことだと思います。

 

https://yakunitatta.info/cashcardfunsitu-13220.html

 

何事も迅速な対応をこころがけましょう。