得意な分野を作ろう。 仕事には「波及効果」がある。

新人は、初めは何も仕事ができない状態です。

ここからどうやって、這い上がっていけばいいのでしょうか。

与えられる仕事のなか「これだけは誰にも負けない」という得意分野を作ることをおすすめします。

1つでも得意な分野を持つことで、自分のレギュラー番組を持つことと同じになります。

「この仕事なら、あの人だ」
そう言われるようになれば、みんなから注目を浴びることになります。

仕事をする上では、本当は「何でもできる」ということが一番の理想です。

「何でもできる人」はたしかにモテますが、実際はなかなかいません。

何でもできるのは、神様くらいであり、現実には何でもできるという人は、そういるものではありません。

むしろベテランほど、自分の得意分野を深く掘り下げています。

誰にも負けない分野1つを徹底的に深く掘り下げると、不思議なことにその周りの分野にも影響を及ぼすことになります。

資料整理が誰にも負けなければ、資料整理を通してさまざまな情報に目を通すことになり、いつの間にか得意分野になっています。

コンピューターの技術が誰にも負けなければ、さまざまな人から頼られて、コミュニケーションも一緒に得意となります。

クレーム担当のプロになれば、問題解決に関する資料も作れるようになるでしょう。

仕事には「波及効果」というものがあります。

一点に絞って深く追求していると、その分野に関係することも一緒に波及して詳しくなり、得意になっていくという現象です。

得意分野が大きく広がっていくということです。

新人のあなたがまず心がけることは「これだけは誰にも負けない」ということを、1つ身につけることです。

自分の武器にして、仕事を勧めていきましょう。

徹底的な「一点豪華主義」になるのです。

1つが得意になれば、その得意なことが波及して、ほかの仕事にも対応できるようになります。

だんだん「仕事ができる人」へと変身していくのです。

まとめ
新入社員が入社3年間に心がけること その20
得意分野を通して、仕事ができる範囲を広げていく。

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集中すること。