「やめてみたら」ラクになった!3つの法則 ~仕事編~

現代社会って、ますます便利になってきている反面「やらなきゃいけないこと」や「気を配ること」が増えてきて、息苦しくなってきていると思いませんか?油断すればするほど、どんどん複雑になってきてしまう罠。

そんな現代に必要なのは、スキルよりも何よりもまず「自分の身は自分で守ること」だと私は考えました。今回は、「自己防衛」のために、私が勇気を振り絞って「やめてみて、かつ効果があったこと(良かったこと)」についてご紹介していきます。

日々の生活に息苦しさ生きづらさを感じている人たちへのヒントやエールになったら嬉しいです。

 

●ツールに支配されることを“やめてみた”

最近、世の中には驚くほどの種類の“便利ツール”が存在します。工数管理ツール・タイムキーピングツール・チャットツール……中でも、ほとんどの人が毎日使っているであろうものの1つに “チャット”があげられると思います

ずばり断言します。職種問わずして “チャット”は、あなたから時間を奪うものでもあるのです。
チャットの利点といえば、電話が出来ないけど気づいて欲しい時、メールを打つより形式ばらないので送りやすい、そしてアプリが充実していてどこでも確認できて使い勝手が良い!……などが挙げられますが、これが便利を通り越して落とし穴に。

何故かみんな急ぎの要件でなくとも『チャット= “即レス”前提』と考えている人が少なくなく、それを相手に求めがちです。そして、サクッと打ててしまうせいか、 “時間間隔”がずれてくる人もなぜか多いです。深夜・早朝かまわずチャットが流れることが少なくない!……これでは、頭を切り替えたくてもなかなか切り替わらないし、自分の時間だなんてはるか遠い彼方ですよね。

そこで、私がしたことはチャットアプリの削除と(PCからでも使えるので)、急ぎではないなら内容やタイミングをみて“すぐに返さない”こと。
※自分で重要かどうかを精査する力は必要

言わずもがな、何日も日をまたぐような遅い返信は良くないですが、とにかく何でも“即レス”が暗黙の了解になっているのも、問題だと私は思います。過剰なまでの即レス至上主義は、自分の時間を奪い、余裕を奪い、常に気が張りつめた状態に人を追い詰めていきます。

結局、チャットだって何往復もすればそれなりに時間もかかるし、かかりきりになれば他の「やるべきこと」に支障がでるものです。

タイミングや重要度を見て即レスしないだけではなく、「〇〇時以降にチャットしても反応しない・見ない」とか、「大事なことはチャットではなく、メールにしてもらって、保存しやすく証拠を残すようにする」など、それなりの自分ルールを決めて徹底することによって、まわりに周知させていくことも重要です。

気が付いたら、ツールを使うのではなく、“ツールに使われて”いませんか?
そんな自分と決別したら、とても楽になりました。

 

●「めんどくさい」=あとまわし!をやめてみた

「めんどくさいから後回し!」この口癖がある人はきっと多いはず。
私もその一人で、むしろ「後回しの女王」って言っても過言ではないくらいめんどくさがり屋です。(汗)

しかし、このめんどくさがりがあとから致命傷になることが少なくないことに気づきました。要するに、イライラ(ストレス)と時間のロスといった原因になるのです。

そもそも、めんどくさいことって何でしょう?私が思うに、複数関係者をまたぐこと、そして準備に必要なものが数種類あること、1つ1つのタスクに時間が必要なこと…がほとんどではないでしょうか。

だからこそ、後回しにすればするほど相手からのレスも遅くなる、あるいは準備に必要なものが整わず再手配、再確認、再整理……が必要になり、「めんどくさい」の無限ループに陥ることが往々にしてあるのです。

対人関係もそうです。まず真っ先に1番めんどうな人からアタックしてしまうことが重要です。往々にして1番めんどうな人ほど発言権がある人であることが多いので、ここを先に済ませておけば、他がはるかにスムーズにコト間違いなし。「〇〇さん(←めんどくさい人)了承済みです!」と言えれば説得力が増しますから。

こうして、他に優先順位が高いものがある場合を除き、“めんどくさいこと”をなるべく率先してやるようにした結果、私は精神面がすごく楽になったどころか、他のことが簡単に見えくるという嬉しい副作用を得ることができました。

「後回し主義」にさよなら!です。

 

●「無計画」をやめてみた
~TODOリストの考え方を改める~
私はこれまで、だいぶ先の大きなことについては考えるものの、直近のことについては計画を立てるのが好きではありませんでした。(※なんとなくの順序と想定のみ)
その最大の理由は、直近のことを管理する “TODOリスト”的なことが苦手だったからです。

しかぁーし、ここにも落とし穴ありです。
直近をあまり重視しない無計画さは、物事に対する見立てが甘く、後手を踏むのです。
“自分が何にどのくらい時間がかかる人間で、〇〇という傾向がある”といったことが把握しきれておらず、計画を立てることを渋っていたことに気づいた時には、ちょっとの突発的な事で仕事が詰まるどころか、“好きでやりたい事”にまで余裕がなくなり、まるで手つかず……なぜこんなにもうまくいかない!?と負のスパイラルに陥る一途を辿ってしまうのです。

こうして余裕がなくなると、仕事のクオリティが落ちます。好きな事が出来ないと、英気が養われずただただ気力・体力共に衰退していきます。

 

そこで、私は考え方を改めました。
“TODOリスト”という、いかにも『THE計画』的な思考が悪いのだと。 “やりたい事をするための、やっつけるリスト(※略してYSYL)”としよう!と意識を改変してみました。
そして、1つのルールとしてこの “YSYL”を作成する際には必ず、やっつける事の横に“やりたい事”を書いておき、やりたい事とやっつける事が同時かつ常に可視化されている状態に身を置くことにしたのです。(※毎日やりたい事が同じでも、とにかく都度書いておくことが重要)

YSYLを導入して2週間……早速変化が現れました。
抜け漏れ・滞りが圧倒的に少なくなるのはモチロン、“やりたい事”が自然と頭に刷り込まれるようになり、「これがやりたいから、早くやっつけるぞー!」というモチベーションが“やっつけること”に対して働くようになったのです。やっつけることだけに追われない生活は、生活をイキイキとさせる大きな変化となりました。

ちなみに、YSYLはちょっと緩めに作っています。そこに縛られ過ぎるのは、また負のスパイラルを呼び戻すからです。
YSYLを通して自分の性格・志向を俯瞰してみると、やりたいことも、そのためにやらなくてはならないことも、そして自分の良い・悪い傾向もつかみやすくなってきます。

一見フリーダムに見える“無計画”は、ただ自分を苦しめていただけだと気づきました。
無計画をやめてみて、本当にスッキリです!

 

https://next.rikunabi.com/journal/entry/20171127_M1?vos=nrnnjournal00024

 

『当たり前のことをバカにせずにちゃんとやる』基本的ですが一番大事ですね。