沈黙の有効性とは?

 ヨーロッパのことわざに、「沈黙は金、雄弁は銀」があります。よどみなく話せることも大切ですが、黙るべき時を知ることは、もっと大事だという意味です。確かにうまく話すよりも、いかに沈黙を使い分けるかが重要になる場面が、公私を問わずありますね。

 多くを語ったり、不用意な一言のために、成功を逃がしたり、人間関係にひびが入ったり、人生を大きく狂わせることすらあります。古今東西、しゃべり過ぎるバカは嫌われるのです。言葉は少なくても、「心」は伝わります。沈黙で不安になったら、焦らず、まずは気持ちをゆったり持ちましょう。

 うなずいたり微笑んだり、無言で考えているしぐさを示すだけでも「あなたの話をきちんと聴いています」「自分の言葉で伝えようと考えています」というメッセージになります。

「なるほど」「そうですね」「すごいですね」といった「あいづち」をするのもいいでしょう。そうこうするうちに、思考が整理され伝えたいことが明確になります。

 

ぜひ、実践してみて会話上手になってみましょう。