まさか??沈黙もコミュニケーションとして成立するの??
■会話をしていて気になるものの一つに「沈黙」があります。
私もかつては、沈黙が苦手でした。沈黙が訪れると、「嫌われているのではないかしら?」「私の話がつまらないのかもしれない」「機嫌が悪いのだろうか?」とさまざまな不安がよぎり、「何か話さなくてはいけない」と必死になるのですが、言葉が見つからず焦ったりしていました。時には、その場を取り繕うためにお世辞や脈絡のない話を持ち出し、気まずい雰囲気になってしまったこともありました。そういう場を繰り返すうちに、「話すのは難しい」「人前に出るのは嫌だ」と。「沈黙への恐怖」から、コミュニュケーション嫌いに陥っていきました。
■私のような経験をお持ちの方も、いらっしゃるのではありませんか?
沈黙が気になるのは、「会話は弾まなければいけない」「相手を不快にさせたらいけない」と必要以上に、自分にプレッシャーを感じているからでしょう。
沈黙は、悪いことではありません。映画やテレビドラマを見ていて登場人物が「沈黙する」場面が、印象に残ったことはないでしょうか。一流の俳優は、セリフ回しが上手なことはもちろんですが、それ以上に「間」の取り方が巧みです。台詞と台詞の間に、絶妙な間=「沈黙」を入ることで、言葉が活き一段と発言に重みが増すのです。
ぜひ、日常生活にうまく取り入れてみてはいかがですか?