年始回りのビジネスマナー

年始回りは親族が本家へ年頭のあいさつを交わす行事のことを指していました。

時代とともに、親戚以外にも仲人、上司などお世話になっているお家へ出向いてご挨拶する行事へと変わりました。

最近では、年始回りの代わりに年賀状を出すことの方が多くなりました。職場によっては年賀状を禁止する流れもあるようです。

しかし、本来は直接出向く“年始回り”が正式な新年のご挨拶なのです。

■ビジネスで、取引先への年始回り

取引先などに年始回りをする時には、アポイントを取ることが出来ない時があります。
お互いに、年始回りをして外出している時間が長いので、挨拶だけの為に時間を取れない場合などです。
担当者が不在の場合は、「謹賀新年」や「恭賀新年」と朱印した名刺を置いて行く様にしましょう。

 

■手土産
年末にお歳暮を贈っている場合は、お年始回りのときには何も持参しなくてもよいということになっています。
手ぶらでは、行きにくいという場合は、タオルや菓子折などを用意します。
先方の家に子供がいれば、「お年玉」も用意しておくといいでしょう。
ただし、上司など目上の方のお子さんにお年玉を贈るのは、NGです。
図書カードやオモチャなど物ならOKなので、必要に応じて用意しましょう。

 

■服装
年始回りの服装は、正式には、モーニングや紋服などの正装です。
ですが、格式ある家柄や芸事の師匠さんのお宅を訪問する場合を除いて、略礼装が一般的になっています。
略礼装というのは、男性はダークスーツ、女性はカジュアルでないワンピースやスーツ、和服なら小紋ということになります。
実家や友だちのお宅へ伺う場合には、リラックスした服装でもいいでしょう。

 

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お正月もビジネスマナーを守って、いいスタートを切りたいものです。