社内恋愛のマナー

毎日一緒に仕事をする関係だからこそ、会社の上司や部下と恋愛関係に発展することが、少なからずあるはずです。しかし、そこは社会人。恋愛を仕事に持ち込んで会社や同僚に迷惑をかけたり、パフォーマンスを低下させたりしてはいけません。

同僚に嫉妬心を抱かないこと

 まず、社内恋愛において最も気をつけるべきことは、プライベートな感情を仕事に持ち込まないこと。職場でケンカをしたり、同僚に嫉妬心を持ったりしないように注意しましょう。「気持ちはよくわかりますが、周囲の人たちに気を遣わせないためにも私的な感情を仕事に持ち込まず、ほかの同僚と同じように接しましょう」

 

とりわけ「ご法度」なのは、以下の5つの行為です。

【普段の呼び方をする】

 仕事中、普段(プライベート時)の呼び方で呼ばないように注意しましょう。基本的に「◯◯さん」と名字で呼びます。

【会社のパソコンで私用メールのやり取りをする】

 会社のパソコンからは、社内恋愛をしている/していないにかかわらず、私用メールを送らないのがマナーです。

【恋人宅に宿泊して、前日と同じ服装で出社する】

 恋人宅に宿泊した/していないにかかわらず、一般に、前日と同じ服装で出社しないのがビジネスシーンにおけるマナーです。宿泊する予定がある場合は、翌日の服装を準備するようにします。

 また、突然の宿泊や徹夜の仕事などを想定し、可能であれば、会社のロッカーに下着やシャツ、ネクタイ、スーツなどを置いておくのも一案です。宿泊した場合、出社時に目撃されないように早めに出社して着替えましょう。

【同じ部署や社内で恋愛を繰り返す】

職場は仕事をする場所ですが、社内規則で禁止されていなければ、社内恋愛は自由です。ただし、同じ職場で繰り返すとプラスの感情を持たれないこともあります。

 また、相手と“円満”に別れたとしても、本当の心情はわかりません。とりわけ、男女のいずれかに未練がある場合は、相手への配慮が必要です。

【昼休みなどに職場で二人きりになる】

 仕事をしていれば、職場で恋愛中の男女が二人きりになることはあります。たとえば、それが昼休み中であれば、ある程度の自由はあってしかるべきですが、「恋愛中の二人が…」と勘ぐる人もいます。

 そこで、職場の雰囲気が悪くなるのは避けたいところ。誤解されないように、職場では、周囲への配慮を第一に行動することが、自分たちの身を守ることにつながります。

 また、社内恋愛に発展する前段階であっても、今後も同じ職場で働く仲間であることを考えて、慎重に行動しましょう。


最後に、、、、

マナーは、お互いの幸せのために存在します。恋は周囲が見えなくなり、ついつい自分の気持ちが先走りやすい傾向にありますが、恋愛は自分よりも相手の気持ちを考え、相手や周囲への配慮を持つことが大切です。そうすることで、恋愛の神様がほほ笑んでくれるかもしれません。マナーは相手の立場に立つ、思いやりの心、すなわち『愛』です。