挨拶(お辞儀)
お辞儀は挨拶や感謝、謝罪など相手への敬意を表す動作であり、ビジネスシーンには欠かせないものです。最初に出会った時、まずは挨拶・お辞儀で相手へ敬意をしっかり表すことが、相手との人間関係を築く大切な一歩になります。TPOに合わせた礼儀正しいお辞儀をしましょう。
お辞儀には、a)会釈、b)敬礼、c)最敬礼の種類があります。
a)会釈・・・軽いお辞儀(上体を約15度傾ける)→廊下ですれ違う時など
b)敬礼・・・普通のお辞儀(上体を約30度傾ける)→お客様の送迎・一般的な
挨拶
c)最敬礼・・丁寧なお辞儀(上体を約45度傾ける)→お詫びや感謝等深い思い
の時
美しいお辞儀のポイントとしては・・・
・お辞儀に入る前に正しい姿勢で相手に目を合わせる
・腰、背筋、首筋を一直線にして、スムーズに上体を倒す
・それぞれの角度でピタッと留め、想いを念じながら上体をゆっくり上げる(上体を下ろす時よりも上
げる時に時間をかけて丁寧に上げる)
・上体を上げたら再度相手に目を合わせる
分離礼と同時礼についても抑えておきましょう。
a)分離礼・・正式なお辞儀であり、最も相手への敬意を深く表すことができる
言葉を先に述べ、お辞儀を行う。(言葉と動作をきちんと分ける)
b)同時礼・・言葉と動作が重なる。分離礼よりは略式ではあるが、TPOに合わ
せてきちんとすれば失礼にならない。(言葉の途中から動作に入る)
そして表情!!
第一印象において表情は好感度を左右する重要な要素です。
明るく豊かな表情で誰とでも円滑なコミュニケーションを図れるようにしましょう。そのためのポイントをお伝えしていきます。
【笑顔】
・相手に対して親しみや感謝など好意的な印象を与える。
・目尻が下がり、口角が上がり、表情筋で顔全体が自然な笑顔になるといったことを意識すると好感の
持てる笑顔になります。
【視線】
視線は顎の位置で相手に与える印象が異なります
顎の位置が上がると・・・
相手を見下ろす視点となり、横柄、相手を見下している印象を与えます。
逆に顎の位置が下がると・・・
のぞき見る目線となり、疑いや不安を相手に持たせてしまいます。
また頭の位置が傾くと横柄、疑念、幼いなど悪い印象を与えます。
凝視や、頻繁に視線が動く、上目使い、横目、目をすぼめるといったことも相手に良い印象を与えないので注意しましょう。
相手の目線に合わせ、適度に視線を合わせることがポイントです。
【眉】
感情の起伏が眉の動きに出ないようにしましょう。(眉間にシワがよる、話の途中で眉がピクリと上がる)