車の乗り降りのマナーとは?

車の席次を覚えた上でここからは、車に乗る時・降りる時のマナーについてご案内。車の乗り降りの対応で相手からの印象が変わってくるため、しっかりと把握しましょう。

①. 会社の上司・お客様を車にご案内する時
自分より目上の人に対して乗車を促す時は、左手でドアを開け、そのまま左手で固定します。右手で「どうぞ」と案内します。
逆に降りる時は素早く降り、ドアの横に立ち左手でドアを固定します。周りの安全を確認したら、お客様や上司に降車を促します。

② 女性を案内する時
女性に対して乗車を促す時は、後部座席の真ん中の席にならないように配慮します。真ん中の席は一段高くなっているため足を開くか、左右のどちらかに足を寄せないといけません。
たとえ自分が目上としてもそういった配慮が必要です。

③ 和服を着た方をご案内する時
特に女性の着物などは乗り降りするだけで一苦労です。そのため、たとえ運転席の後ろが「上座」としても、降車をしやすい助手席の後ろに案内した方が◎です。この時「奥まで行くのは大変でしょうから、私が先に失礼いたします。」と一声かけて、案内することが理想です。

④ 会計&道案内は助手席の人が行う
タクシー乗車時に目的地を告げるのは原則、助手席に座った方が行います。タクシーの時は基本は助手席が「下座」のため、一番下の方が目的地を運転手に伝えます。

支払いの時もたとえ割り勘や会社の経費だとしても原則、助手席に座っている方が支払います。この時上司から「面倒くさいから私が払う」と言われた時は、上司の顔を立ててお願いしましょう。

⓹ 支払いをする人が後部座席の真ん中にのっている場合
職場によっては支払いが決まっている場合があります。後部座席の真ん中の人が支払う時は一度自分が降り、右側の「上座」の方をタクシーから降車してから、支払いを行いましょう。
カードや現金を支払う時は、一度お金を出してから降車を促し、自分が再度乗車をするとスムーズに支払いが進みます。