禁煙すれば1000万円貯められる?

●たばこ税増税を期に禁煙考えてみませんか?

たばこは嗜好品であって、吸わなければ死んでしまうものではありません(吸えないと死にそうだという人はいるでしょうが)。つまり、たばこという消費を抑えることができれば、他の消費をしたり、その分のお金が貯まることになります。
禁煙はつまり、健康の問題だけでなく、家庭の経済問題でもあるということです。そこで、「たばこを止めて、老後の財産を1000万円作ろう」という話をしてみたいと思います。せっかくやめるのですから、そのお金、有意義に活用してみませんか?

 

●1日300円の節約は毎月約1万円の節約!
人によって毎日どのくらい吸うか個人差はあると思いますが、1日1箱くらい買っている人の例をあげてみたいと思います。1日に300円というのは、なんとなく許されてもいい買い物だと思う人が多いことでしょう。
しかし、毎日300円というのは意外に大きな出費です。1カ月にすれば9300円ですから、ざっくり毎月1万円の消費をしていることになるからです。手取りが20万円の人であれば、5%にもなる大きな出費ですし、手取りが30万円の人であっても3.3%です。
いつもほとんど貯蓄していない人にとっては、毎月5%くらいの貯金というのはスタートとしてちょうどいいところです。また、今まで貯蓄はしているけれどあまり貯めるペースが高くないという人にとっても、貯蓄割合を高める大きなチャンスといえます。

もし、たばこをきっぱりと止めるのでしたら、その分のお金を自分の将来のために貯めてみてはどうでしょうか。子どもの学費目的や住宅購入資金でもいいでしょう。個人的には老後のことを意識した貯金をおすすめします。なかなか自分の老後のことを考えた積立はできませんから、これはいいチャンスではないでしょうか。

 

●禁煙で毎月1万円貯めれば30歳からでも◯万円貯まる!
それでは30歳スタートで禁煙して毎月1万円貯めるモデルケースを考えてみたいと思います。とりあえずゴールは65歳としましょう(おそらく今30歳の人の定年は65~70歳だと思います。個人的予想は70歳ですが、実現性の高いと思われる65歳を今回は設定します)。

毎年貯められるのは12万円です。65歳までは35年ありますから、12×35=420万円の元本が貯められることになります。つまり、禁煙すれば何もしなくても420万円貯まるインパクトがあるわけです。

420万円は寝かせておく必要はないですから、銀行に預けるなり、投資信託で増やすなり、考えてみたいものです。仮に銀行分が年1%、投資信託分が年4%で増やせたとすれば、全体では年2.5%ずつ増える計算です。もしこのペースでいけばお金は670万円になります。これだけでもちょっとしたものです。おそらく老後の生活には余裕が生まれることでしょう。

他に定期預金等を保有しているし、本来燃えて消えてしまうお金だったと思って、全部投資信託にするとどうでしょうか。この場合だと、914万円まで増やせる可能性があります(ちなみに年4.5%で増えると1018万円です)。

毎日1箱ずつ吸っては消えていた300円を、しっかり貯め続けて増やし続ければ、実は1000万円に育つ可能性を秘めているわけです。
老後のことが不安な人は多いと思いますが、老後のためのお金の準備に手をつける人はあまりいないようです。


https://allabout.co.jp/gm/gc/322135/2/

 

禁煙をきっかけにして、毎月1万円の積立、始めてみてはいかがでしょうか?