好感度アップ魅惑の話し方

「あの人、しゃべらなければいい人なんだけど」「口を開かなかったら、かっこいい(かわいい)のにね」そんな評価を受ける人は、実は少なくありません。テレビのトーク番組を見ていても、落ち着きがなかったり、品がないように見えてしまったり話し方で損をしている人が多く見受けられます。せっかくのすばらしい人柄が、話し方のせいで何もかも台無しになってしまうなんて、とてももったいないと思いませんか?

しかし、しっかりとした自分の考えを持ち、落ち着いて、ゆったりと話すことができれば、あなたは安定した雰囲気をかもし出すことができるのです。すると周囲はあなたに安心感を感じ「この人には仕事を任せても大丈夫だ」と信頼を寄せることになるでしょう。
今回はビジネスパーソンとして絶対に身に着けたい「余裕のある 優雅なオーラの出し方」を探っていきましょう。

 

●ゆっくり動くことを意識する

フットワークが軽いことは喜ばしいことですが、ちょこまか細かく動く人がなんだかせわしなくて余裕がないように見えるのも事実です。まずは意識して、動作をゆったりとしたものに変えてみましょう。ゆっくり動くこと、それは丁寧な動作に切り替えるということです。歩く時には一歩一歩踏みしめて、手を挙げる時にも指先にまで神経を行き渡らせましょう。ゆっくりとした動作にすると、何をするのも時間がかかるので、必然的に無駄な動きができなくなるのです。無駄な動きがそぎ落とされてこそはじめて、大物の風格が出せるのです。まずは雰囲気の土台作りから押さえていきましょう。

 

●話し方も、ゆっくりと。言葉に重みを持たせる

話すときにも、まずゆっくりと息を吐いて、ゆったりと話し始めましょう。話し始めが肝腎です。なぜならば、はじめがゆっくりだと、そのペースで終わりまで進めます。あれもこれも「話さなきゃ」と思うと、早口になりがち。あなたが一生懸命話せば話すほど、聞いているほうは、その必死さを痛々しく感じてしまいます。たくさん話す必要はありません。あなたがメインで話したいことが伝われば、それでよしとしましょう。話題を厳選し、言葉の間を意識して、一言一言かみ締めるように話せば、言葉には重みが増してゆきます。あなたが重要な人物として認知される日も遠くはないでしょう。
さて、立ち振る舞いと話し方に余裕が持てたら、今度は精神面で変えて行きましょう。

 

●余裕を持つには、まず体からアプローチ!

体が堅くなっていると、話し方も堅くなります。体を柔らかくしておいたほうが、口もなめらかに動かすことができます。腰を回したり、手足の関節の柔軟運動など、軽いストレッチで十分ですから、常に体を柔軟にしておきましょう。頭と体は別々の物ではなく、同一線上にあるもの。もしかしたら、考え方も柔軟になるかもしれません。精神的な余裕がほしい時こそ、体もリラックスしなければいけません。時々、アメリカ大統領がSPをぞろぞろ連れて滞在先のホテルの敷地内をジョギングする様子がテレビで報道されたりしますが、あれは体を動かすことで、インスピレーションを得るためだそうです。あなたも、体の力を抜いて、精神的にも大きく構えましょう!

 

●陰口、愚痴は百害あって一利なし!

話の内容には細心の注意が必要です。あなたの立ち振る舞いが、どんなにすばらしいものであっても、上司や会社の陰口、愚痴を言い出した途端、自らの品格を貶める結果となるのです。
仕事をしていると、努力しているのに結果が出なかったり、同僚に追い抜かされてしまうような時もあるでしょう。恨み言の一つや二つを言いたくなる気持ちもわかりますが、不満を吐き出すことで、一時的にすっきりした気持ちになっても、周囲があなたに対して持つ印象は決して良い物ではなくなってしまうでしょう。

 

●目の前の人に集中する

ここまでお話してきたことは、あなたが輝かしい未来を得るために「話し方・伝え方で損をしないためのテクニック」です。責任ある事を任されたり、認められるためには、ぜひ身に着けていただきたいものですが、意識を集中する場所を間違えると、なかなか実行ができません。
「プロジェクトリーダーになりたい」「年収を上げたい」「ゆくゆくは社長になりたい」と夢や目標を持つことは大切です。しかし、「未来」は「今」の積み重ねであり、今あなたがどんな事を考え、どう行うかによって未来は大きく変わるのだということを肝に銘じてください。
人の縁とは、どこでどう繋がっているのかわかりません。「友人の、友人の…」と7人をたどっていけば、世界中のどんな人とも知り合うことができるという説もあります。どんな人であっても、人の後ろには、数万人の人々が控えています。その数万人と繋がることができるかどうかは、あなたにかかっているのです。目の前にいる人に集中し、どうすれば伝わるのか、もっと心地よく話すことができるかを考えましょう。その小さな積み重ねが、目標に向かって一心不乱に努力しなくても「気が付いたら得な人生を送っていた」という結果を生むことになります。


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ゆったりと余裕をもって構え、上品で優雅に話し、伝えるようにします。