日本と海外のビジネスマナーの違い30選⑨

日本企業でも、グローバル化を目指して外国人採用が積極的に行われたり、大手企業などでは社内の公用語の英語化を進めたりと言った取り組みが増えています。
そのため普段、直接外国人と触れ合う仕事をしていなくても、これからは社内外を問わず外国人とのやり取りが発生することも十分考えられます。

しかし海外の方と取引をする上で異なるのは英語や中国語と言った言語だけでなく、ビジネスのやり方にも異なる点が多くみられます。
もちろん、国が違えば仕事に関する様々な部分で取り組みや捉え方に異なる点があることは当然ですが、中には日本人には理解しがたい海外のビジネスの風習や不文律などもあります。
そこで、今回は海外と日本では異なるビジネスマナーを30個ほどご紹介します。
主に、関わりが多いと思われるアメリカとの違いを挙げ、その他の国で特徴的なことがあれば記載していきます。


退職に対する考え方が違う

アメリカと日本では、退職金制度が異なります。
日本では企業が退職金を積み立て、退職する社員に規定の退職金を支払いますが、
アメリカの企業では、「確定拠出年金制度」が多く適用されています。

日本で一般的な退職金制度では、会社が社員と約束した退職金を、退職時にしっかりと支払えるように準備しておく必要があります。
一方「確定拠出年金制度」では、会社が負担した年金がひとりひとりの専用口座に積み立てられ、その運用は社員自身で行います。
そのため、アメリカでは「確定拠出年金制度」が積み立てられているため「勤務期間が短いと退職金が少ない」といったデメリットがないことから、退職や転職への抵抗が日本より少ないと言えます。


http://business-textbooks.com/businessmanner-difference/


法律の違いが文化の違いに繋がっている良い例です。