クールな退職スピーチ!!

退職理由別!退職挨拶のスピーチ・メッセージ
円満退職の場合、最後の勤務日などにちょっとした挨拶やスピーチを依頼されることがあります。その場合には、下記の4つを入れ込んで短くシンプルに伝えるようにしましょう。

 

1. 退職の報告
例)本日付で退職することになりました

2. 御礼の言葉
例)営業課の皆さんには大変お世話になり、ありがとうございました。

3. 今後の決意
例)健康に気をつけながら第二の人生も頑張っていく所存です。

4. 締めのフレーズ
例)皆様の益々のご活躍をお祈りしてご挨拶に代えさせていただきます。


【スピーチ・メッセージでの禁句】
退職のスピーチはシンプルで短いものがベター。いわゆる「決まり文句」も多いので、事前に準備せず、当日その場の雰囲気で話そうという人も多いと思いますが、そんな時にうっかり口にしやすいNG例をご紹介します。周りの雰囲気を悪くしないよう確認しておきましょう。

・詳細な退職理由
退職する場合、その理由を詳細に伝える必要はありません。病気の場合や家庭の事情の場合でも「一身上の都合」でOK。

・長すぎる思い出話
自分にとっては感慨深い一日かも知れませんが、他の人にとっては通常業務をこなさなければならない普通の日。長すぎるスピーチは遠慮しましょう。

・ネガティブワード
さすがに恨み節を伝える人はいないと思いますが「○○がイヤだった」「××が辛かった」といった思い出話も避けたほうが無難です。「今後は~した方がいいと思う」といった意見なども、退職のスピーチには適しません。

 

【退職理由別の文例】
●退職理由が「寿退社」のスピーチ例
おかげさまで○月○日に結婚することになり、本日をもって退職する運びになりました。皆様には本当によくしていただき、暖かい職場を離れるのは大変残念なのですが、主婦としてしっかり家を守っていく所存です。皆様もどうぞお体に気をつけて、益々ご活躍ください。優しくしていただいたこと、決して忘れません。これまでありがとうございました。
【ポイント解説】
結婚は大変おめでたいことですが、中には「腰掛け的な仕事へのスタンス」に不快感を感じる人がいたり、せっかく仕事を教えたのに辞められてしまうことを残念に思う人もいます。幸せオーラを全開にするのではなく、本当は職場を離れるのが残念であるような雰囲気を出すようにしましょう。

 

●退職理由が「転職」のスピーチ例
本日付で○○社を退職いたしまして、グループ会社の△△に移ることになりました。在職中は、ひとかたならぬご厚情をいただきありがとうございました。退職とはいえ、グループ会社ですので、また何かお世話になることもあるかと思います。ここで学んだことを活かし更に邁進する所存ですので、今後も変わらずご指導いただけますよう、よろしくお願いいたします。
【ポイント解説】
左遷であっても栄転であっても、表立って感情を出さないほうが良いでしょう。そのためにも短い挨拶がオススメ。今後もなにかお付き合いがあるかも知れませんので、お世話になった人には個人的に御礼を言いましょう。

 

●退職理由が「定年退職」のスピーチ例
おかげさまで本日無事に定年を迎えることができました。入社してから今日まで、長いようで、あっという間の30年でした。皆様のお力添えのおかげで、非常によいサラリーマン人生を送ることができました。今後は趣味の将棋と旅行をしながら、第二の人生を謳歌するつもりです。××町にお越しの際には、ぜひ我が家にお立ち寄りください。最後に皆様のご健康と、○○社のご発展をお祈りしまして、挨拶に代えさせていただきます。これまでありがとうございました。
【ポイント解説】
湿っぽくなるのもNGですが、「カラ元気?」と思われてしまうほど明るすぎるのも避けたいところ。思い出は尽きないと思いますが、短くサラっと終えるくらいで丁度いい長さになるでしょう。

 

●その他、自己都合による退職スピーチ例
私事で恐縮ですが、このたび一身上の都合で退職することになりました。皆様にご指導いただきましたこと、心より感謝しております。楽しかった思い出を胸に、今後も頑張っていきたいと思います。皆様もお身体にお気をつけてご活躍ください。これまでありがとうございました。
【ポイント解説】
病気、資格取得、家庭の事情など、いろんな理由があると思いますが、公にしたほうがいい理由は意外と少ないもの。一身上の都合という決まり文句プラス御礼の言葉で察してもらいましょう。個人的にお世話になった人には、別途詳細を伝えればよいのです。

 

https://allabout.co.jp/gm/gc/447320/?FM=compi_linkitem-3

 

立つ鳥跡を濁さず。いろんな事情があっての退職かとは思いますが、人はどこで繋がっているかわかりません。気持ちのいい短いスピーチで、いいお別れを心がけましょう。