間違いやすい敬語①

シーン1:「定型の挨拶」で間違いやすい敬語


×ご苦労さまです

「ご苦労さま」は、目上の人物から目下の人物に対してかける、労いの言葉の一つ。一方で「お疲れさま」も年配の方には、目下の人が使うことに違和感を持つ人もいるので、「お先に失礼します」など、他の言い方をしましょう。

×いつもお世話さまです

「お世話さまです」は、「ご苦労さまです」とほぼ同じような使い方であり、決して敬意を表す言い方とは言えません。「いつもお世話になっております」が、正しい敬語表現です。

×しばらくぶりです

かなりくだけた関係の人に使う言葉で、目上の方に使うのは失礼です。目上の方には「ご無沙汰しております」を使いましょう。

×つまらないものですが

以前は、「たいへんお世話になっているあなたに、この程度のもので感謝の気持ちは伝えきれない」という意味で使われていましたが、近年では失礼な印象を与えかねない言葉として捉えられています。「ほんの気持ちではありますが」など言い換える方が無難です。

×ご一緒します

ご一緒は、対等な関係で使われる言葉。目上の人から「一緒にいくか?」と誘われた場合は、「お供させていただきます」が正しい返答です。