反省文の書き方 ②

●反省文の書き方その1 構成は3つに分ける!

反省文の書き方で重要なポイントは
1.事実と原因
2.反省と謝罪
3.今後の対策
の3つです。

まず、何に対する反省文であるかという事実の認識と説明、その原因などを書きます。次にその事実に対して、自分がどう考えているかという反省と謝罪を、最後に今後どのようにしていくかという対策を記載しましょう。

 

●反省文の例 分かりやすく簡潔に書く!

簡潔で明瞭な文で書き、A4用紙1枚に1・2・3の全てが収まるようにしましょう。またフォーマットは横書きです。
「反省文」という文書のタイトルは大きいサイズのフォントを使って明記します。
次に宛名ですが、反省文の場合には直属の上司に提出することが多いので、提出先の上司の部署名、役職名、名前を記載します。その下に自分の課名、役職名、氏名を書きましょう(自分の名前は一番下に記載しても良いでしょう)。
その下に、原因、謝罪、対策を書きます。
例えば遅刻した場合は、「いつ、どの程度、どのような理由で遅れたか」→「心からの謝罪」→「今後は遅刻しないようにどうするか」の順で書きます。
では上記の点を踏まえて以下に例文を挙げてみましょう。

 

【反省文の例文1】
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平成○年△月×日△△部 ×課佐藤太郎殿
△△部 ×課田中太郎
反省文
私は平成○年△月×日に自らの不注意により商品を破損いたしました。
これによりお客様および当社スタッフに多大なるご迷惑をお掛けしましたことを心からお詫び申し上げます。
今後は、このようなミスを二度と起こすことのないよう、細心の注意を払って業務に当たる所存です。
以上
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【反省文の例文2】
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平成○年△月×日△△部 ×課佐藤次郎殿
反省文
私は平成○年△月×日からの3週間の勤務(営業日15日)において、7営業日に無断で遅刻をしてしまいました。
業務において同僚、また関係各部署に多大な迷惑を掛けてしまったことを深くお詫び申し上げます。
今後は、このような遅刻を繰り返すことのないよう、普段からの生活を自ら厳しく律していく所存です。自らの生活態度を振り返り心よりお詫び申し上げます。
△△部 ×課田中太郎

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●反省文を書くときの注意点

反省文を書くときには、以下の点に注意してください。
・正しい敬語で
ただし、気にしすぎて、「ご覧になられる」や「ご指摘になられる」などの重複した敬語は使ってはいけません。

・謝罪の言葉が型どおり、事務的にならないように
「申し訳ございません」「失礼いたしました」などは謝罪としてよく使いますが、あまり気持ちがこもっていないようにも思われます。
「弁解の余地がありません」や「不徳の致すところです」、「認識が甘くご迷惑をお掛けしました」など自分のミスを全面的に認め、謝罪することが大切です。

 

・決意や対策は断言した文章で書く
「○○したいと思います」ではなく「○○します」。「○○に気を付けます」ではなく「○○しません」という、断言する文章にすると、より強い気持ちが伝わります。

反省文など誰も書きたくはありませんが、自らのミスで会社の業務を阻害したとなれば書かざるを得ません。きちんとした反省文を書いて提出し、自らの戒めとするのが良いでしょう。上記のとおり「始末書」までいくと給与査定に影響し、まずくすると減給といった処分もあり得ます。「反省文で済んで良かった」と思った方がいい場合もあります。このように、会社に提出を求められる謝罪文書の類いを軽く考えてはいけません。

 

gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/23353?page=3

できるだけこのような文書を提出しないで済むようにしたいですね。